2024/01/26

『流れる —能“隅田川”より』

俳人の松尾芭蕉が、弟子とともに旅に出ようとしている。しかし、なかなか舟は出ない。隅田川のほとりで出航を待つ芭蕉たちは、ロボットの少年や、正体不明の女と出会う。能『隅田川』などをベースに、現代的な題材や価値観を盛り込んだ作品だ。
初演は、劇団メンバーが大学生のとき。早稲田大学在学中の旗揚げ翌年に<CoRich舞台芸術まつり!2019春>にて学生団体(当時)として初のグランプリを受賞。その後も、東西の古典をもとにし、脚本、俳優の台詞や佇まい、美術、衣装など様々な要素が生と死のあわいを漂うように存在する作風で評価を得ていく。
今作初演は早稲田小劇場どらま館(約70席)で上演したが、今作は2022年に東京芸術劇場が主催する若手劇団との提携公演《芸劇eyes》に選出され、東京芸術劇場シアターイースト(約300席)で再演。ほぼセットのない広い空間が、より生と死、古典と現代のあわいをどこまでも感じさせる。

2022
東京芸術劇場シアターイースト

製作(オンライン配信):国際交流基金 (JF) (https://www.jpf.go.jp/)
製作協力:一般社団法人EPAD (https://epad.terrada.co.jp/)

<公演情報>
脚本・演出:大塚 健太郎
出演:上村 聡、中村 亮太、鶴田 理紗、踊り子 あり、古瀬 リナオ
音楽:大儀見 海
舞台美術:杉山 至
照明:千田 実
衣裳:藤谷 香子
音響:権藤 まどか
舞台監督:伊藤 新
演出部:谷口 悠
ドラマトゥルク:小名 洋脩
制作協力:河野 遥
制作:高本 彩恵
主催:劇団あはひ/株式会社かるみ

<オンライン字幕>
本映像の多言語字幕は一般社団法人EPADが2023年度に文化庁文化芸術振興費補助金(統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化事業(アートキャラバン2))|独立行政法人日本芸術文化振興会)の助成を受けた事業の一環として作成されました。

簡体字字幕翻訳:呉珍珍
繁体字字幕翻訳:SWSG
英語字幕翻訳:クリス・グレゴリー
フランス語字幕翻訳:パスカル・ドデリス
スペイン語字幕翻訳:ホセ・アントニオ・アンブリス

<広報文>
河野桃子

<カンパニーウェブサイト>
https://gekidanawai.com/

配信終了日:2027年1月25日