STAGE BEYOND BORDERSで配信する
公演のアーティストたちをご紹介します。
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LAND FES
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横山彰乃
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チーム・チープロ
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木ノ下歌舞伎
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劇団アンパサンド
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ヌトミック
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ブルーエゴナク
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江本純子
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かもめマシーン
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加藤拓也
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CHAI
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伊東歌詞太郎
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MIKAGE PROJECT
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ウィチャヤ・アータマート
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白神ももこ×ラタナコーン・インシシェンマイ
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石神夏希×ナッタモン・プレームサムラン
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渋谷慶一郎
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小沢道成/EPOCH MAN
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ニットキャップシアター
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高羽彩
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桑原 裕子
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劇団あはひ
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やしゃご
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ながめくらしつ
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Mi-Mi-Bi from DANCE BOX
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新人Hソケリッサ!
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きたまり / KIKIKIKIKIKI
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鈴木このみ
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和田ながら×シャンカル・ヴェンカテーシュワラン
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Boom Pam and The Spirit of Tohoku
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アピチャッポン・ウィーラセタクン
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中島諒人×ニコラス・ヴィセリ
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メルツバウ、バラージ・パンディ、リシャール・ピナス、志賀理江子
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杉本博司
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パスカル・ランベール
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ダニエル・ジャンヌトー
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ラファエル・ボワテル
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藤倉大
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カンパニーデラシネラ
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鈴木忠志×レスツ・クスマニングルム
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うさぎストライプ / 大池容子
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メメントC/嶽本あゆ美
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ラサール石井、倉持 裕
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さいたまゴールド・シアター
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iaku
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大河内直子/清水邦夫
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DAZZLE
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月灯りの移動劇場/浅井信好
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ケダゴロ/下島礼紗
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山田由梨/贅沢貧乏
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Noism Company Niigata/金森穣
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根本宗子
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西尾佳織/鳥公園
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二子鬼剣舞
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阿寒アイヌ工芸協同組合
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向井山朋子、森山未來
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「老いと演劇」OiBokkeShi/菅原直樹
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渡辺源四郎商店/畑澤聖悟
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青年団/平田オリザ
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島地保武×環ROY
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公益社団法人日本舞踊協会
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三東瑠璃
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岳神楽保存会
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林英哲
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東二口文弥人形浄瑠璃
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井上八千代
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山本卓卓
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塚原悠也/寺田みさこ
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MONO
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二兎社/永井愛
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北村明子
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山田うん
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矢内原美邦/吉開菜央
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宮城能鳳、西江喜春
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山田文彦
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藤原道山、藤本昭子、岡村慎太郎
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野田秀樹
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前川知大
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山内ケンジ
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FUKAIPRODUCE羽衣
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森山未來、エラ・ホチルド
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太めパフォーマンス
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藤本昭子
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柳家さん喬
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倉田翠
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鯨井謙太郒×奥山ばらば
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エラ・ホチルド/大巻伸嗣
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Port B / 高山明
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維新派
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堀夏子/太田省吾
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シガール姉妹/前田司郎
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小野寺修二×首藤康之
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ロロ
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丸山純子/チョン・ヨンドゥ
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Baobab
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麿赤兒
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中村獅童
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ままごと
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ロメオ・カステルッチ
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飴屋法水
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コドモ発射プロジェクト
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contact Gonzo
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モノクローム・サーカス(京都)
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笠井叡/魁文舎
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ニブロール
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森山開次×ひびのこづえ×川瀬浩介
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首藤康之&中村恩恵
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竹本織太夫、鶴澤清介、桐竹勘十郎
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野村萬斎
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片山九郎右衛門
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BATIK
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SPAC – 静岡県舞台芸術センター
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梅田 宏明
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渡邉 尚
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タニノクロウ
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岡田 利規
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岩井 秀人
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市原 佐都子
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ダムタイプ
撮影:Masabumi Kimura
LAND FES
2011年より舞台芸術の新しい鑑賞方法を普及するために吉祥寺、高円寺、仙川など数々の街を舞台にしたダンスと音楽のパフォーマンス公演「LAND FES」を実施。2014年より、障がい者を対象にしたダンスと音楽のワークショップを継続。2021年〜23年に江東区深川を舞台に、一般市民参加ダンス映像配信事業「LAND FES DIVERSITY 深川」を実施。障がいの有無を越えて共にダンスを創る「スクランブル・ダンスプロジェクト」や、ダンスARと街めぐりを掛け合わせた「TOKYO DANCE AR」など、社会課題やニーズに向き合いながらパフォーミングアーツの可能性を追求している。
STAGE BEYOND BORDERS 配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/dive-in-shibaura
横山彰乃
ダンサー / 振付家
長野県大町市出身。感覚に着目した独自のムーヴメントを探求する。見落として通り過ぎてしまうような現実を切り取り、音と緻密に繋がる性別に囚われない振付で、感覚を掘り起こし、意図せず溢れ出てしまうダンスならではの瞬間を踊り立ち上らせる。2016年にlal banshees(ラバンシーズ)を立ち上げ、ダンスプロジェクトを始動。Aerowaves招聘はじめ国内外で上演を行う。近年の主な作品に二部作『水溶媒音』『海底に雪』(2019)、インスタレーション回遊型パフォーマンス『STRANGER THAN PHENOMENON』(2022)等。YDC2020審査員賞、第16回日本ダンスフォーラム賞等受賞。2021-22年度、23-24年度セゾン文化財団セゾン・フェローI。
STAGE BEYOND BORDERS 配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/yu-kei
チーム・チープロ
松本奈々子と西本健吾によるパフォーマンス・ユニット。身体と身振りの批評性をテーマに活動を続けてきた。近年は、都市における具体的な場所や時間から一つのステップを見出し、そのステップが喚起する複数のコンテクストとパフォーマーの身体感覚や記憶の交差をあつかうダンス作品を制作している。主な作品に、『皇居ランニングマン』(2019-2020)、『京都イマジナリー・ワルツ』(2021)、『女人四股ダンス』(2022)、『nanako by nanako』(2024)など。
STAGE BEYOND BORDERS 配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/menstruation-sumo-dance
木ノ下歌舞伎
歴史的な文脈を踏まえつつ、現代における歌舞伎演目上演の可能性を発信する団体。あらゆる視点から歌舞伎にアプローチするため、主宰である木ノ下裕一が指針を示しながら、さまざまな演出家による作品を上演するというスタイルで、京都を中心に2006年より活動を展開している。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/sesshu-gappo-ga-tsuji-itoi-version
劇団アンパサンド
2016年、安藤奎(劇作家・演出家・俳優)を主宰として旗揚げ。2021年、俳優の深見由真、菅原雪が加入。茶の間やオフィスから始まる日常が少しずつズレていき、いつの間にかとんでもない世界に変わってしまうという作風が特徴。2023年、MITAKA"Next"Selection24thに選出。同年、「地上の骨」で第68回岸田國士戯曲賞最終候補にノミネート。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/earthly-bones
(c)comuramai
ヌトミック
2016年に東京で結成された演劇カンパニー。「上演とは何か」という問いをベースに、音楽のバックグラウンドを用いた脚本と演出で、パフォーミングアーツの枠組みを拡張していく作品を発表している。俳優のみならずダンサー、ラッパー、映像作家などとのコラボレーションも積極的に行う。主な作品に『SUPERHUMAN』(2018)、『それからの街』リクリエーション(2020)、『ぼんやりブルース』(2021)など。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/hazy-blues-2022
ブルーエゴナク
北九州市、京都市、東京都の三都市を拠点に、国内外に通用する新たな演劇作品の創造と上演を趣旨として活動。リリックを組み込んだ戯曲と、発語や構成に渡り音楽的要素を用いた演出手法を元に〈個人のささやかさ〉に焦点を当てながら世界の在り方を見いだそうとする作風が特徴。これまでに市場や都市モノレールでのレパートリー作品を製作するなど、地域との共同製作も多数。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/a-view
江本純子
00年、21歳の時に劇団「毛皮族」を旗揚げ。2000年代、毛皮族は祝祭的な演劇作品の数々を上演し、旗揚げ3年目に4000人を動員する劇団となる。09年『セクシードライバー』、10年『小さな恋のエロジー』は岸田國士戯曲賞最終候補作。近年はコロナ自粛期間中に映像研究を重ね、videoプロジェクションをメインにした演劇作品『Gardenでは目を閉じて』を21年に製作・上演(U-nextにて配信中)、22年は野外演劇『セクシードライバー』で「映画=演劇」の新形態な上演プロジェクトを実行。19年~21年、3年間のセゾン文化財団・フェローII。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/sexy-driver
かもめマシーン
2007年設立。気功や太極拳を応用した独自の身体性を構築しながら、個人の身体と公共との関わりに焦点を当てた作品を上演する。主な作品に、日本国憲法をテキストに使った「俺が代」、サミュエル・ベケットの「しあわせな日々」、原発事故直後、福島の路上で上演した「福島でゴドーを待ちながら」など。2017年ルーマニアの国際演劇祭Temps DʼImages Festival、2018年シアターコモンズに参加。2020年から電話を使った演劇作品「電話演劇シリーズ」を開始。これまでに、特設の電話ボックスに招き入れられた観客が俳優に電話をかけて上演されるシモーヌ・ヴェイユ『もしもし、シモーヌさん』や、吉祥寺シアターの委嘱による『ベンチのためのPLAYlist』、観客自身が声を吹き込み、別の観客がその声に耳を澄ます『ガザ・モノローグ<伝言ダイヤルver.>』などを発表する。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/oregayo-no-audience-version-at-honda-theater
撮影:浦田大作
加藤拓也
1993年大阪生まれ
劇作家/演出家/た組主宰
演劇と映像で執筆と演出活動をしている。外部公演で作品を発表したりする他、映画監督、ドラマの脚本、演出家としても活動している。2021年「きれいのくに」(NHK)が第10回市川森一脚本賞を受賞。2022年「もはやしずか」「ザ・ウェルキン」で第30回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。「ドードーが落下する」が第67回岸田國士戯曲賞受賞。脚本、監督の日仏合作映画「ほつれる」が第45回ナント三大陸映画祭DISTRIBUTION SUPPORT AWARD受賞。Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023に選出される。24年に英国のオフウエストエンドで新作”One small step“を上演した。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/dodos-free-fall
CHAI
ミラクル双子のマナ・カナに、ユウキとユナの男前な最強のリズム隊で編成された4人組、「NEO - ニュー・エキサイト・オンナバンド」。
全ての人はそれぞれの「かわいい」を持っているーCHAIが創った新たな「かわいい」の価値観「NEOかわいい」。
CHAIが掲げるこのメッセージを音楽でポップに体現し、性別・年齢・国籍を超えて幅広い世代から共感と支持を得ている。
2017年1stアルバム「PINK」が各チャートを席捲、音楽業界を超え様々な著名人からも絶賛を受ける。2018年には米国、英国でもデビューを果たし、4度の米国ツアーと2度の英国ツアー、アジアツアーを開催。2019年に2ndアルバム「PUNK」をリリースし、米国、ヨーロッパ、日本をまわる初のワールドツアーを成功に収めた。2020年に米国の人気インディ・レーベルSUB POPと契約し、2022年には5度目となる北米ツアーを完遂、オーストラリアや中南米の大型フェスに出演するなど、近年、海外から高い注目を浴びているアーティスト。2023年9月に4枚目のフルアルバム「CHAI」をリリース。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/chai-neokawaii-night-in-laos-and-cambodia
伊東歌詞太郎
人気動画プラットフォームで投稿を開始、“希代の歌い手”として話題となり、現在の動画総再生数は1.5億回を超えている。ツイッターフォロワー71万人、LINE公式の友だちが30万人など、若い世代のネット&SNSユーザーに絶大なる支持を集めるアーティスト。
メジャーデビュー後、オリジナル曲制作に注力しシンガーソングライターとして開花、「一意専心」「二律背反」「二天一流」のアルバム3枚をリリース。
2018年春には初の小説「家庭教室」(KADOKAWA)を執筆し、2020年には初のシングル「記憶の箱舟」(アニメ「デカダンス」EDテーマ)およびKADOKAWAより初のエッセイ「僕たちに似合う世界」を同時期に発売し“シンガーソング・ノベルライター”としての本領を発揮。
以降も『真珠色の革命』(「ディープインサニティ ザ・ロストチャイルド」ED)『サイレントマイノリティー』(「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」OP)『ひなたの国』『猫猫日和』(「夜は猫といっしょ」主題歌)『ヰタ・フィロソフィカ』(「わたしの幸せな結婚」ED)など、コンスタントにアニメ主題歌を発表している。
2022年2月には初のベストアルバム「三千世界」(ビクター)を、2023年11月にはオリジナルアルバム「魔法を聴く人」をリリース。
現在、彼の活動領域は歌唱・音楽制作・配信者を基軸にしながらも楽曲提供プロデュース/声優業/文筆業/DJ・パーソナリティーに及び、まさにマルチな才能を開花させている。
メディアには顔出ししておらず、狐のお面がトレードマーク。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/asean-tour-2023-in-the-philippines-and-vietnam-a-yell-through-the-music
MIKAGE PROJECT
日本全国の民謡を現代の感覚で作編曲し、民謡の魅力を国内外に伝えるユニット。2020 年12 月結成。MIKAGE(御影)とは神仏の霊魂や魂の意。世界各地の民謡を通じ先人の音霊を後世に残すことを理念に掲げる。メンバーは和楽器の可能性を追求してきた実力派3名、佐藤公基(尺八・篠笛・お囃子・鳴り物)、浅野祥(津軽三味線、唄)、及び本間貴士(二十五絃箏)により構成。それぞれ幼少期より家族から和楽器の手解きを受け、国内外のコンクールで優秀な成績を収める。卓越した演奏技術や幅広い音楽ジャンルを取り込んだスタイルが話題を呼び、結成から1 年足らずでNHK 総合「民謡魂」に出演。2021 年4 月にファーストEP「MIKAGE PROJECT」、2022 年5 月にセカンドEP「NEO BUSHI」、2023 年5 月にサードEP「KeHaRe」をリリース。唯一無二の研ぎ澄まされたセンスとハーモニーで民謡の新境地を開き、音楽業界から注目を集めている。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/mikage-project-asean-tour-2023
©Bea Borgers
ウィチャヤ・アータマート
演出家・For What Theatre 共同設立メンバー。1985年、タイ、バンコク生まれ。パフォーマンスに長らく魅了され、タマサート大学映画専攻を卒業後、Bangkok Theatre Festival in 2008 のプロジェクトコーディネーターとして劇場で働き始める。2009年には New Theatre Society に加わり、舞台芸術に対するさまざまな実験的・革新的形式のアプローチで注目される演出家となった。「東南アジア現代演劇界の最も有望な作家の1人」として称賛を集めている。社会が特定の月日を通して歴史をどのように記憶するのか、またいかに忘れてしまうかを探究することに強い関心を持っている。2014年に For What Theatre を共同設立し、Sudvisai Club、Collective Thai Scripts のメンバーでもある。代表作『 父の歌 (5月の3日間)』がクンステン・フェスティバル・デザール 2019 でヨーロッパプレミア公演を迎えて以来、ヨーロッパ、アジア、その他の地域で広範なツアー活動や創作活動を続けている。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/juggle-hide-seven-whatchamacallits-in-search-of-a-director
(c) 北川姉妹 / (c) 古屋均
白神ももこ×ラタナコーン・インシシェンマイ
白神ももこ
振付家・演出家・ダンサー ダンス・パフォーマンス的グループ「モモンガ・コンプレックス」主宰。 モモンガ・コンプレックスでは全作品の構成・振付・演出を担当。無意味・無駄を積極的に取り入れユニークな空間を醸し出す作風には定評がある。 2011年より富士見市民文化会館キラリ☆ふじみのアソシエイトアーティストとなり、2018年3月日本・タイ共同制作『หลังเขาランカオ~私たちの森』を上演。 その他、2022年3月デフ・パペットシアター・ひとみ『百物語』を構成・演出するなどジャンルを越えた活動をしている。 2017—2018年度セゾン文化財団ジュニアフェロー 2019年より埼玉県富士見市民文化会館キラリ☆ふじみの芸術監督を務める。
劇団「カオニャオ」/ラタナコーン・インシシェンマイ
ラタナコーンが主宰する現代人形劇団。2008年に結成。自然と共生するラオスの精神世界を、自然素材や身近な生活用具などのモノと身体による独自の手法で表現する。その作品は海外でも評価され、フランス他ヨーロッパ、東南アジア諸国とのコラボレーションを多数行い、日本での公演、ワークショップも多数。
2015年から、ろう者の社会参加を目的とするラオスろうあ協会の依頼により、ろう者に対するワークショップを開始。2016年に劇団内に「カオニャオデフ」を結成。2015年~2018年「ヴィエンチャンパフォーミングアーツフェスティバル」開催。2022年フランス・ラオス交流フェスティバル、PETA主催の人権に関するイベントでの公演とワークショップ。2024年、Covid-19以後初の「ヴィエンチャンパフォーミングアーツフェスティバル」主催。現在、Trukitrekとの共同アニメーション制作プロジェクトが進行中。
SBB アーティスト欄URL
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/asian-object-theater-work-in-progress-laos-japan-collaboration-among-deaf-and-hearing-performers
撮影:黒羽政士 / 撮影:Rinrada Pornsombutsatien
石神夏希×ナッタモン・プレームサムラン
石神夏希
劇作家。1999年よりペピン結構設計を中心に活動。国内外で都市やコミュニティのオルタナティブなふるまいを上演する演劇やアートプロジェクトを手がける。近年の主な仕事に『Oeshiki Project ツアーパフォーマンス《BEAT》』作演出、2019台北芸術祭ADAM Artist Labゲストキュレーター、静岡市まちは劇場『きょうの演劇』企画・ディレクター(2021年度)、SPAC-静岡県舞台芸術センター『弱法師』演出など。NPO法人場所と物語・代表。2020年より静岡在住。
ナッタモン・プレームサムラン
作家・劇作家。1993年タイ・サムットサーコーン生まれ。チュラロンコン大学演劇芸術プログラムの学士号、シラパコン大学芸術論の修士号を取得。言葉とアートを通じた対話の力を信じており、対話重視のフェミニズム、資本主義、記憶などの要素を含んだ短編小説や劇を執筆する。また、2018年に共同創設したCircle Theatre Bangkokでは、テキストベース/分野横断的なパフォーマンスにおける新しい可能性を探る実験的な作品を制作している。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/parallel-normalities-whispering-blue-i-heard-your-voice-from-the-back-of-a-blue-car
(c) Ayaka Endo
渋谷慶一郎
東京藝術大学作曲科卒業、2002年に音楽レーベル ATAKを設立。作品は先鋭的な電子音楽作品からピアノソロ 、オペラ、映画音楽 、サウンド・インスタレーションまで多岐にわたる。
2012年、初音ミク主演による人間不在のボーカロイド・オペラ『THE END』を発表。同作品はパリ・シャトレ座公演を皮切りに世界中で公演が行なわれている。その後、様々なアーティストとのコラボレーションを重ねながら、パレ・ド・トーキョーやオペラ座などでも公演。2018年にはAIを搭載した人型アンドロイドがオーケストラを指揮しながら歌うアンドロイド・オペラ『Scary Beauty』を発表、日本、ヨーロッパ、UAEで公演を行なう。2021年8月、東京・新国立劇場にて新作オペラ作品『Super Angels スーパーエンジェル』を世界初演。2022年3月にはドバイ万博にてアンドロイドと仏教音楽・声明、UAE現地のオーケストラのコラボレーションによる新作アンドロイド・オペラ®︎『MIRROR』を発表。
また、今までに数多くの映画音楽を手掛け、2020年9月には草彅剛主演映画『ミッドナイトスワン』の音楽を担当。本作で第75回毎日映画コンクール音楽賞、第30回日本映画批評家大賞、映画音楽賞をダブル受賞。 2022年4月、映画「xxxHOLiC」(蜷川実花監督)の音楽を担当、8月にはGUCCIのショートフィルム「KAGUYA BY GUCCI」の音楽を担当、アンドロイドと共演。
最近では大阪芸術大学にアンドロイドと音楽を科学するラボラトリー「Android and Music Science Laboratory (AMSL)」を設立、客員教授となる。また、更なるAIと音楽の研究のためにソニーCSLパリとの共同研究を発表。テクノロジー、生と死の境界領域を、作品を通して問いかけている。
http://atak.jp
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/mirror-for-paris-2023
写真:渞忠之
小沢道成/EPOCH MAN
EPOCH MANは小沢道成が、劇作・演出・舞台美術・企画制作を手がける演劇プロジェクト。
人の心の中をえぐり出すような作風と、繊細かつ粘り気がありながらもスピード感ある演出が特徴のひとつ。問題を抱えた人物が前進しようとした時に生まれる障害や苦悩を丁寧に描きつつも、演劇ならではの手法で会場を笑いに誘う。毎公演ごと、外部で出会ってきた好きな俳優・スタッフ陣、様々な仲間を巻き込むプロデュース企画を展開していく。また、自身がゼロから作り出す舞台美術は、毎公演驚くようなアイデアとギミックで観客を魅了し、視覚的にも楽しめる演劇作品として好評を得る。2022年2月には本多劇場で上演した小沢の一人芝居「鶴かもしれない2022」で1300人の動員を記録。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/aurelian-siblings
『補陀落渡海記』撮影=脇田友
ニットキャップシアター
京都を拠点に活動する劇団。1999年旗揚げ。劇作家ごまのはえを中心に、芝居/語り/ダンス/民族楽器の生演奏/歌/仮面や布など、様々な舞台表現と「言葉」とを組み合わせて、イマジネーションあふれる舞台作品を生み出している。また、地域の伝承や街の記憶をもとにした作品を多数創作している。主な受賞作品は『ヒラカタ・ノート』(新・KYOTO演劇大賞/OMS戯曲賞特別賞)。『チェーホフも鳥の名前』(第1回関西えんげき大賞 優秀作品賞/北海道戯曲賞大賞)。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/curry-and-the-villagers
高羽彩
脚本家・演出家・役者。静岡県出身。早稲田大学に入学し、2005年にみずからプロデュースユニット「タカハ劇団」を旗揚げ。以降、全ての主宰公演で脚本・演出をつとめる。舞台脚本以外にもアニメ・ドラマ・小説など、執筆の場は多岐にわたる。タカハ劇団第12回公演『嘘より、甘い』(2016年)では、主演の佐藤誓が紀伊國屋演劇賞を受賞。
オフィシャルTwitter
https://twitter.com/ayatakaha
タカハ劇団
高羽彩が脚本・演出・主宰をつとめるプロデュースユニット。2005年、早稲田大学にて旗揚げし、大学内外より高い評価を得る。日常に普遍的に存在しているちいさな絶望や、どんな壮絶な状況でも変わることのない人間の些細なあり方、生き方を笑い飛ばしながらすくい取る、リリカルでクールな作風が特徴。
オフィシャルサイト
http://takaha-gekidan.net/
オフィシャルTwitter
https://twitter.com/takaha_gekidan
オフィシャルInstagram
https://instagram.com/takaha_gekidan?igshid=MmVlMjlkMTBhMg==
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/the-good-story-murders
(c) KAORI ITO
桑原 裕子
東京都出身。劇作家・演出家・俳優。KAKUTA主宰。穂の国とよはし芸術劇場PLAT芸術監督。ワークショップや「ぷらっと文化祭 Art Platter」「市民と創造する演劇」などを手がける。俳優業のほかに、テレビ、ラジオ、映画の脚本、舞台への作・演出など、多方面で活動。09年KAKUTA『甘い丘』第64回文化庁芸術祭・芸術祭新人賞(脚本・演出)受賞。16年KAKUTA『痕跡』第18回鶴屋南北戯曲賞受賞。18年穂の国とよはし芸術劇場PLATプロデュース『荒れ野』第5回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞受賞、読売文学賞戯曲シナリオ部門受賞。19年に劇団作品『ひとよ』が白石和彌監督で映画化。NHK「昭和歌謡ミュージカル・また逢う日まで」(脚本)、新国立劇場『ロビー・ヒーロー』(演出)、赤信号劇団『誤餐』(作・演出)など。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/areno
(c) Norihiko Okimura
劇団あはひ
2018年に東京で結成された劇団。
東西の古典文学や伝統芸能から、現代のポップカルチャーまでを幅広くサンプリングしつつ、常に前衛的な表現としてそれらを提示し直す挑戦的な作品を次々と発表。
メンバーに大塚健太郎(劇作家・演出家)、松尾敢太郎、古瀬リナオ、東岳澄(以上俳優)、小名洋脩(ドラマトゥルク)、髙本彩恵(制作)。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/drifting-an-adaptation-of-the-noh-play-sumidagawa
やしゃご
劇団青年団に所属する俳優、伊藤毅による演劇ユニット。
青年団主宰、平田オリザの提唱する現代口語演劇を元に、所謂『社会の中層階級の中の下』の人々の生活の中にある、宙ぶらりんな喜びと悲しみを忠実に描くことを目的とする。
伊藤毅解釈の現代口語演劇を展開しつつ、登場人物の誰も悪くないにも関わらず起きてしまう、答えの出ない問題をテーマにする。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/cant-stand-me-now
©Mariko Matsubayashi
ながめくらしつ
2008年にジャグラー・演出家の目黒陽介により結成された国内では稀有な現代サーカス集団。ジャグリング等のサーカステクニックを基底に、音楽やダンスなど多様なジャンルのアーティストと協働しながら、劇場を中心に大道芸やフェスティバル、美術館、学校公演等で幅広く活動中。また、市民やパフォーマーへ向けてのワークショップを実施する等、国内における現代サーカスシーンの普及・発展を目指している。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/leave-the-heart-behind
(c) junpei iwamoto
Mi-Mi-Bi from DANCE BOX
見えない人、聞こえない人、義足、車いすユーザー等、身体に障がいのある人、目に見えない障がいのある人、典型的な身体を持つパフォーマーによる、ミックスエイブルのダンスカンパニー「Mi-Mi-Bi(みみび)」。個々それぞれの活動を展開してきたメンバーがNPO法人DANCE BOXのプロジェクトを機に集まり、2022年2月のトライアル公演を経てカンパニー活動を開始。同年9月には豊岡演劇祭2022フリンジセレクションに選出されフルレングスのダンス作品を上演し、話題を呼びました。それぞれに異なる身体性や感覚、世界の捉え方を観客と共有できる方法を模索し、作品創作を行っています。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/a-documentary-by-mi-mi-bi-new-words
(c) Chihiro Okamoto
新人Hソケリッサ!
路上生活経験を持つメンバーにより構成されるダンスグループ。ダンサー・振付家のアオキ裕キが2005年より参加者を募り、2007年に第1回公演を開催。これまでに40名以上の路上生活経験者が参加し、公演総数は約150回に及ぶ。2016年、リオ五輪公式文化プログラムのセレブラ「With One Voice」に参加。コニカミノルタソーシャルデザインアワード2016 グランプリ受賞。その活動を追ったドキュメンタリー映画『ダンシングホームレス』は、全国で大きな反響を呼んだ。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/2021-2022-festival-of-the-body-on-the-road-h-newcomer-h-sokerissa-yokohama-tokyo-road-dance-tour
design:Takashi Tsuji
きたまり / KIKIKIKIKIKI
2003年結成。以後、振付家/きたまりの創作の場として京都を拠点に国内外で多くの作品の上演を行う。2018年よりクリエイションごとに流動的にメンバーを集うプロジェクトユニットに移行。2022年には、拠点を北海道にも増やす。
2016年より作曲家/グスタフ・マーラー全交響曲を振付するプロジェクト、2021年より劇作家/太田省吾の戯曲をダンス化するシリーズをはじめるなど、ダンスと他分野の表現を扱いながらジャンルを越境した多岐にわたる創作活動を展開している。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/nocturne-for-the-old-flower
鈴木このみ
1996年11月5日生まれ、大阪府出身。
2011年、第5回全日本アニソングランプリ決勝大会でグランプリを獲得し、翌2012年に「CHOIR JAIL」で15歳でデビュー。
TVアニメ「ノーゲーム・ノーライフ」OPテーマ『This game』、TVアニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」のOPテーマ『Redo』など多くのTVアニメ主題歌を担当。
2018年4月~放送のTVアニメ「LOST SONG」では、声優田村ゆかりとW主演声優を務め、OP主題歌『歌えばそこに君がいるから』も歌唱。
2016年よりAsia Tourも毎年開催。上海、シンセン、香港、台湾、フィリピン等でワンマンライブを開催。海外イベントにも多数出演し、アメリカ、カナダ、ブラジル、チリ、ペルー、ドイツ、中国、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、オーストラリアなどでパフォーマンスを披露。
2020年夏クール放送のTVアニメ「デカダンス」のOPテーマ『Theater of Life』、TVアニメ「Re:ゼロから始める異世 界生活」2nd season OPテーマ『Realize』、TVアニメ「恋とプロデューサー~EVOL×LOVE~」のEDテー マ『舞い降りてきた雪』のトリプルタイアップを獲得し、鈴木このみ初のシングル3ヵ月連続リリースを敢行。
2021年にはTVアニメ「蜘蛛ですが、なにか?」後期OPテーマ『Bursty Greedy Spider』、TVアニメ「ひぐらしのなく頃に 卒」 EDテーマ『Missing Promise』、TVアニメ「ディープインサニティ ザ・ロストチャイルド」OPテーマ『命の灯火』の3枚のシング ルをリリースし、コロナ禍の中でも駆け抜けている。2022年5月、デビュー10周年を迎え5枚目のフルアルバム『ULTRA FLASH』をリリース。
2022年7月1日に株式会社115を起業し、代表取締役社長に就任と同時に、二度目となる日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブを発表・開催。
同年10月26日にはTVアニメ「恋愛フロップス」のOPテーマ『Love? Reason why!!』のリリース。
cw曲の『Secret Code』はTVアニメ「スパイ教室」のEDテーマ。
鈴木このみオフィシャルサイト・ファンクラブサイト
https://www.konomi-suzuki.net/
鈴木このみオフィシャルTwitter
https://twitter.com/Suzuki_Konomin
鈴木このみオフィシャルInstagram
https://www.instagram.com/konomin_official/
鈴木このみオフィシャルLINE BLOG
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STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/the-best-night-in-kuala-lumpur-following-suzuki-konomi-from-japan-to-malaysia
撮影:甲田徹
和田ながら×シャンカル・ヴェンカテーシュワラン
和田ながら
京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)芸術学部映像・舞台芸術学科卒業、同大学大学院修士課程修了。2011年2月に自身のユニット「したため」を立ち上げ、京都を拠点に演出家として活動を始める。主な作品に、多和田葉子原作『文字移植』(2016)、テレサ・ハッキョン・チャ原作『ディクテ』(2017)、妊娠・出産を未経験者たちが演じる『擬娩』(2019)などがある。美術家や写真家、音楽家など異なる領域のアーティストとも共同作業を行う。2015年、創作コンペティション「一つの戯曲からの創作をとおして語ろう」vol.5最優秀作品賞受賞。2018年、こまばアゴラ演出家コンクール観客賞受賞。2018年より多角的アートスペース・UrBANGUILD(京都市)のブッキングスタッフ。2019年より地図にまつわるリサーチプロジェクト「わたしたちのフリーハンドなアトラス」を主宰。2020年より鳥公園アソシエイトアーティスト。NPO法人京都舞台芸術協会理事長。2021-22年度セゾン文化財団セゾン・フェローI。
シャンカル・ヴェンカテーシュワラン
インド・ケーララ州出身の演出家。カリカット大学演劇学部を卒業後、シンガポールの演劇学校にて学ぶ。2007年、劇団シアター・ルーツ&ウィングスを旗揚げした後、日本の舞台俳優・美加理との『山脈の息子:エレファント・プロジェクト』(2008)、太田省吾作『水の駅』(2011)、イプセン作『私たち死んだものが目覚めたら』(2012)を発表。2013年、ノルウェー政府よりイプセン奨学金受賞。先住民の多く住むケーララ州山間部に建てた劇場に拠点を移した後の初作品『犯罪部族法』(2017)は、欧州に限らず、ベイルート、マカンダ(南ア)などグローバルサウスでの上演を積極的に展開。近年は、国際共同製作による『インディアン・ロープ・トリック』(2020)、『私が死ぬとき』(2022)、『私の名前はタミル』(2022)の創作や、ドイツ公共劇場のレパートリー作品の演出を手がける他、インドや欧州の舞台芸術祭のキュレーションを務める。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/goodbye-and-good-wishes-for-your-success-a-response-to-annihilation-of-caste
Boom Pam and The Spirit of Tohoku
行山流水戸辺鹿子躍保存会(宮城県本吉郡南三陸町)
東北地方にはさまざまな“しし”踊りが伝わっている。“しし”は山の動物のことで、東北人の命の糧であった。その中でも宮城県北から岩手県南には、本物の鹿角をつけた頭(かしら)をかぶり、背中に2.7mの高さのササラと呼ばれる竹竿を背負い、腰につけた太鼓を叩きながら歌い踊る「鹿踊り」が伝わっている。リーダー1頭、雌1頭、若鹿6頭の8頭の鹿が、お盆での供養や秋祭りでの五穀豊穣を祈る。
南三陸町戸倉の水戸辺地区は、鹿踊りの発祥地として古文書にも記されていたがいつの頃か途絶えてしまった。
1982年、高台の土中から享保九年(1724)の鹿踊りに関係する石碑が発見された。これを機に復活の機運が高まり、水戸辺から伝承された岩手県一関市舞川の鹿踊りから指導を受け、復活を果たした。
2011年、東日本大震災の大津波により再び地域が危機に瀕した際に、復興の一翼を担ったのが水戸辺鹿子躍であった。踊り手たちは、石碑に刻まれた「生きとし生けるもの全てのものを踊りで供養する」という意思を受け継ぎ、礫の中から発見された頭や太鼓を纏い、犠牲者の供養、そして離れ離れになった人を励ますために再び踊り始めた。南三陸町指定無形民俗文化財。
https://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/museum/future/article.php?p=642
白崎映美
歌手。山形県酒田市出身。1990年、上々颱風でエピックソニーよりデビュー。
JAL沖縄キャンペーンCMタイアップ&出演、スタジオジブリ「平成狸合戦ぽんぽこ」の映画音楽担当、シンディ・ローパーのアルバムレコーディング&ライブの参加。 海外ツアーなど、多岐に渡る活動で支持を集めた。(現在活動休止)
山形県酒田市出身の白崎は、2011年の東日本大震災を経て“東北さいい事来―い!”と、バンド「白崎映美&東北6県ろ~るショー!!」を結成。
現在は、ソロライブの他、「白崎映美&東北6県ろ~るショー!!」、そして、地元酒田市にある東北最後の「グランドキャバレー白ばら」を盛り上げようと結成した「白崎映美&白ばらボーイズ」でのライブの他、2016年にはフォトエッセイ『鬼うたひ』(亜紀書房刊)の発表。
現在は、レギュラーで山形新聞でのコラムの掲載、そして、TV、映画、舞台にも出演。白崎が主演を務める舞台『まつろわぬ民』は好評を得、2017年に続き、2018年も再再演を果たすなど、活動の場は広い。
酒田観光大使。モッシェ山形代表理事。2017年酒田市よりふるさと栄誉賞受賞。2022年4月、山形新聞のエッセイ集「あったこほうさ〜東北歌姫♡エッセイ集〜」を出版。
http://emishirasaki.com/
四倉由公彦
1983年宮城県石巻市出身。
即興演奏を主軸に身体表現、ライブペイント、映像作家との共演を多く行う。
新潟県の大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレにて舞踏家森繁哉による「雪渡り」「フクシマ」(2012)にて劇中演奏、パフォーミングアーツプログラム大地の盆にて涼音堂茶舗による「藝能のはじまり」(2015)での演奏出演。
温泉文化とアート、電子音楽のイベント「鳴響 (2008-2013) 宮城県鳴子温泉」「渋響 (2009-2014) 長野県渋温泉」「肘響 (2013) 山形県肘折温泉」に出演。
2020年9月、山形ビエンナーレ2020にて大脇理智の作品「接続された夢」に参加。
三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺、Adventure King、企画展「おがつの匂い」「おがつの石」など、楽曲提供。
2011年の東日本大震災で被災した郷土藝能支援をきっかけに「雄勝町伊達の黒船太鼓保存会」「雄勝町胴ばやし獅子舞味噌作愛好連」に入会。和太鼓、篠笛、獅子舞などの稽古、演奏活動を通し、フォークロア、土地と地域の人が育む表現について日々研究を続ける。
https://coupieyukki.blogspot.com/
Boom Pam
中東の音楽大国イスラエルを代表するオリエンタル・サーフ・ロック・バンド。
チューバ、ドラムス、そしてキーボードという編成で、中東ベリーダンス音楽から、エキゾティックなギリシャ歌謡、マカロニ・ウェスタン、バルカンのジプシーブラス、どこか日本の昭和歌謡にも通じる懐かしいイスラエル歌謡まで取り上げる。2006年にリリースしたファーストアルバムがWMCE(ワールドミュージックチャートヨーロッパ)のベスト10入りとなり、現在までにヨーロッパ、アメリカ、カナダ、メキシコ、南アフリカなど全世界でライブを行ってきた。
日本には2012年秋に初上陸。2014年には二度目の来日を果たし、イスラエルのバンドとして「FUJI ROCK FESTIVAL’14」に初登場。東京、大阪、横浜でも公演を行い、多くの音楽ファンを唸らせた。
2021年3月、東日本大震災10年の節目に、駐日イスラエル大使館のプロジェクト「イスラエル・日本・パートナーシップ・東北イニシアティブ2021」に参加。その一環として、宮城県南三陸町の郷土芸能団体や東北地方のアーティストとともにリモート制作した『Kikoetekuru Naminoyouni 聞こえてくる波のように』を2022年3月11日にリリースした。
https://www.facebook.com/BoomPam.Rocks/
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/boom-pam-the-spirit-of-tohoku
Photo by Supatra Srithongkum and Sutiwat Kumpai
アピチャッポン・ウィーラセタクン
1970年バンコク(タイ)生まれ。
チェンマイ(タイ)拠点。
タイの東北地方を舞台に、伝説や民話、個人的な森の記憶や前世のエピソード、時事問題などを題材とした、静謐かつ叙情的な映像作品で知られる映画監督、アピチャッポン・ウィーラセタクン。2000年に初の長編映画作品を発表して以来、『トロピカル・マラディ』(2004年カンヌ国際映画祭審査員賞受賞)、『ブンミおじさんの森』(2010年同パルム・ドール受賞)、最新作『MEMORIA メモリア』(2021年同審査員賞受賞)など、数々の傑作で人類の映画史を更新し続ける存在だ。また映画制作と並行して、世界各地で「フィーバー・ルーム」(2015)、「スリープシネマホテル」(2018)、「太陽との対話」(2022)を含む、映像インスタレーションやパフォーマンスなどのアート作品も精力的に発表し、世界中に静かな熱狂をもたらし続けている。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/a-conversation-with-the-sun-vr
中島諒人×ニコラス・ヴィセリ
中島諒人
1966年生。東京大学法学部卒業。大学在学中より演劇活動を開始、卒業後東京を拠点に劇団を主宰。2004年から1年半、静岡県舞台芸術センターに所属。2006年より鳥取で廃校を劇場に変え、「鳥の劇場」をスタート。二千年以上の歴史を持つ文化装置=演劇の本来の力を社会に示し、演劇/劇場の深い価値が広く認識されることを目指す。芸術的価値の追究と普及活動を両輪に、地域振興や教育分野にも関わる。代表作「老貴婦人の訪問」(デュレンマット)、「剣を鍛える話」(魯迅)など。
2003年利賀演出家コンクール最優秀演出家賞、2010年芸術選奨文部科学大臣新人賞、2015年鳥取県文化功労賞受賞。
日本BeSeTo委員会代表、鳥取県教育委員、鳥取大学経営協議会委員
ニコラス・ヴィセリ
シアター・ブレーキング・スルー・バリアーズ(TBTB)芸術監督
英国ロンドンのロイヤルナショナルシアターで演技を学び、1997年にTBTBに参加、TBTB創設者のレガシーの継続に努めている。
ここ18年間のほぼ全ての作品に俳優として出演しており、特に2006年のテッド・ヒューズ翻案のセネカの『オイディプス』でのクレオン/ライオス/奴隷、シェイクスピアの『ハムレット』のハムレットなどが高く評価されている。
TBTBでは演出家としても活動しているが、音響デザイン、ツアープランナー、制作など多岐にわたりTBTBの活動を精力的に支えている。
2009年と2011年にはクロアチアのザグレブでの視覚障害者のための国際演劇祭へのTBTBの参加や、2013年の国連からの委嘱による国際障がい者デー記念のTBTBの特別事業では、企画から運営まで担当し事業を成功させている。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/ctrl-l-a-difference-of-beauty
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/breaking-barriers-through-theatre
Photo by Yoshikazu Inoue
メルツバウ、バラージ・パンディ、リシャール・ピナス、志賀理江子
メルツバウ
秋田昌美によるヴィーガン・ストレイト・エッジ・ノイズ・プロジェクト。1980年代初頭のノイズ・インダストリアル・シーンに参加し、海外のレーベルを中心にリリースを始める。 1990年代にはグラインドコアの影響を受け、デスメタルのレーベル Relapseからアルバムをリリース。2000年代には megoの「punk な computer music」に共鳴、ラップトップによるライブ手法を日本でいち早く採用した。近年はアナログ機材を中心に制作している。 2003年頃から「動物の権利」(アニマルライツ)の観点からヴィーガン(完全菜食主義)を実践。「捕鯨反対」「イルカ漁反対」「毛皮反対」「家畜動物の解放」等をテーマに作品を制作している。近年では マッツ・グスタフソン、サーストン・ムーア、BORIS、灰野敬二、Nyantra、ローレンス・イングリッシュ、Xiu Xiu、GEZAN、アレッサンドロ・コルティーニなど様々なアーティストとのコラボレーションも行っている。新作「Hope」はウクライナ支援の為にウクライナのレーベルからリリース予定。
バラージ・パンディ
ハンガリー拠点のドラマー。ダブ、ブレイクコア、フリーインプロヴィゼーション、ノイズ、グラインドコア、ジャズのあらゆる経験を持ち、ヴェネチアン・スネアズ、 オットー・フォン・シーラッハ、The Kilimanjaro Darkjazz Ensembleなど、世界中の様々なアーティストと活動しツアーを行ってきた。2009年以降、メルツバウと数多くのライブでセッションをしており、マッツ・グスタフソンや灰野敬二、サーストン・ムーアなども参加するアルバムを3枚リリースしている。2013年からはハンガリーのニュースサイトTelexでジャーナリストとして活動している。
リシャール・ピナス
音楽家・ギタリスト・作家。フランスの哲学者ジル・ドゥルーズやジャン・フランソワ・リオタールのもとで哲学を学び、1970年代より、音楽家・ギタリスト・作家として活動。フランス屈指のプログレ・ロックバンド「Heldon」となるバンド「Schizo」を創設し、フランスを代表する実験音楽家であり、エレクトロニック・ロックの発展における中心的人物として知られる。ロバート・フリップやブライアン・イーノなどの影響を受けながらも、非常に独創的な音楽スタイルを生み出す。ソロやバンドで精力的に活動するだけでなく、哲学に関する著書を執筆するなど、音楽というジャンルにとどまらない活動を行っている。
志賀理江子
写真家。1980年愛知県生まれ。2008年宮城県へ移住。2004年ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン卒業。自らの写真行為の始まりを、「近代の果てのような時代に整備された安全・清潔・便利な住環境の中で育った私と、シャッターボタンを押すだけで目の前の現実を写し、そのイメージを手にできてしまうカメラ機器の親和性は、その暴力性において極めて高かった」とし、人間社会と自然の関わり、死への想像から生を思考すること、東日本大震災後は、国や巨大資本が推進した「復興計画」で抑圧され続ける人間の心⾝の狂いの内実を追い求めるような制作を続ける。近年は宮城県の制作の場「Studio Parlor」をオープンスタジオとして定期的に開き、ワークショップ、トークなどをアートコレクティブ「PUMPQUAKES(パンプクエイクス)」のメンバーのサポートの元で開催している。主な展覧会に「ヒューマン・スプリング」(東京都写真美術館、2019)、「Off the Wall」(サンフランシスコ近代美術館、2021)、「つまづきの庭」(旧観慶丸商店・石巻、2022)がある。 2021年、Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)2021-2023を受賞。
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photo: Masatomo Moriyama
杉本博司
杉本博司の活動分野は、写真、彫刻、インスタレーション、演劇、建築、造園、執筆、料理、と多岐に渡る。杉本のアートは歴史と存在の一過性をテーマとしている。そこには経験主義と形而上学の知見を持って、西洋と東洋との狭間に観念の橋渡しをしようとする意図がある。時間の性質、人間の知覚、意識の起源、といったテーマがそこでは探求される。
1948年 東京、御徒町に生まれる。1970年渡米、1974年よりニューヨーク在住、2008年建築設計事務所「新素材研究所」設立。2009年公益財団法人小田原文化財団設立。
受賞:
1988年 毎日芸術賞、2001年 ハッセルブラッド国際写真賞、2009年 高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)、2010年 秋の紫綬褒章、2013年 フランス芸術文化勲章オフィシエ賞、2017年文化功労者。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
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(c) Vanessa Rabade
パスカル・ランベール
フランスの劇作家、演出家、映画監督、振付家。1962年生まれ。2007年から17年までジュヌヴィリエ国立演劇センターの芸術監督を務め、高く評価される。12年にフランス劇文学賞大賞、13年にフランス演劇賞戯曲賞、16年にアカデミー・フランセーズ演劇賞受賞。17年より、パリのブッフ・デュ・ノール劇場アソシエート・アーティスト。19年に『Architecture』を上演し、アヴィニョン演劇祭のオープニングを飾った。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/kotatsu
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/kotatsu-behind-the-scenes
(c) Olivier Roller
ダニエル・ジャンヌトー
演出家、舞台美術家。ストラスブール装飾芸術学校を卒業後、ストラスブール国立劇場付属学校で演劇を学ぶ。在学中にフランス演劇界の巨匠クロード・レジと出会い、その後15年間に渡ってレジ作品の舞台美術を手がけたほか、ジャン=クロード・ガロッタ、トリシャ・ブラウン、パスカル・ランベールなど、数々の演出家や振付家と創作を共にしている。2001年よりマリー=クリスティーヌ・ソマと共同で、ラシーヌ、ストリンドベリ、サラ・ケイン、ダニエル・キーンなどの作品を演出。2008年よりステュディオ・テアトル・ド・ヴィトリーの芸術監督を経て、2017年フランス国立演劇センタージュヌヴィリエ劇場ディレクターに就任。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
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(c) Louis-Michel Grevent
ラファエル・ボワテル
1984年生まれ。6歳より演技を学び、パフォーマンスを始める。
8歳にて、アニー・フラテリーニに見初められ、92年に名門、国立サーカス学校アカデミーフラテリーニに入学。
1998年から2010年まで、フランス現代サーカスの旗手ジェームス・ティエレと共に活動し、『La Symphonie du Hanneton』『La Veillée des Abysses』に出演。13年のツアーの間、平行して演劇や映画、テレビなどでも活躍する。
2012年、オーレリアン・ボリー(Cie 111)『Géometrie de caoutchouc』に出演。その後、カンパニー・ルーブリエを設立する。
カンパニー・ルーブリエとしては、『CONSOLATIONS』('13)、初の長編作品『L’OUBLIÉ(E)』('14), 『フィアース5』の前身でもありサーカスをオマージュした人気作『5es HURLANTS』(’15) と立て続けに発表。サーカス、演劇、ダンス、映画など、様々な分野を融合させ、新しい身体的・視覚的言語の開発に力を入れている。特にエアリアル(空中パフォーマンス)については、伝統的なサーカスでは見られない画期的な新しい装置を開発。唯一無二のスタイルが注目を集め、世界中で人気を博す。
その後も、ソロ作『LA BÊTE NOIRE』(’17)、初来日公演となった『When Angels Fall /地上の天使たち』(’18)、拠点となるボルドーの国立歌劇場とのコラボレーション『HORIZON』(’19)、ファミリー層を対象とした『UN CONTRE UN』(’20)、最新作『Ombres Portées』と創作を続け、活動の幅を広げている。
自身の作品の他、ミラノ・スカラ座のオペラ『マクベス』や、パリ・シャトレ座でオペラ『美しきエレーヌ』、オペラ=コミック座でバロックオペラ『アルシオーヌ』の振付を担当。2020年には、フランス国立サーカスアートセンター(CNAC)の卒業制作の演出に抜擢された。
2021年には、世田谷パブリックシアターとの国際共同制作にて、日本のアーティストと『フィアース5』を発表。精力的に活動を続けている。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/fierce-5-behind-the-scenes
(c) Alf Solbakken
藤倉大
大阪生まれ。15歳で単身渡英しベンジャミンらに師事。数々の作曲賞を受賞、国際的な委嘱を手掛ける。15年にシャンゼリゼ劇場、ローザンヌ歌劇場、リール歌劇場の共同委嘱によるオペラ《ソラリス》を世界初演。19年に尾高賞、文化庁芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。20年にオペラ《アルマゲドンの夢》を新国立劇場で世界初演。数々の音楽誌において、その年のオペラ上演におけるベストに選出された。近年の活動は多岐に渡り、リモート演奏のための作品の発表や、テレビ番組の作曲依頼も多数。録音はソニー・ミュージックジャパンインターナショナルや自身が主宰するMinabel Recordsから、楽譜はリコルディ・ベルリンから出版されている。
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(c) 鈴木穣蔵
カンパニーデラシネラ
2008年、小野寺修二セルフユニットとして設立。身体性に富んだ演劇作品を創作し、マイムをベースとした独自の演出は、世代を越えた注目を集めている。国内での活動のほか、海外公演など多数。国際共同企画として、日越共同制作『WITHOUT SIGNAL !』、KAAT DANCE SERIES 2020『Knife』など。また、小中学校巡回公演や高校の芸術鑑賞会など、次世代へのアプローチにも積極的に取り組んでいる。野外や美術館、アートフェスティバルなど、劇場内にとどまらない場所でのパフォーマンスも多い。
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鈴木忠志×レスツ・クスマニングルム
鈴木忠志
演出家、劇団SCOT主宰、(公財)利賀文化会議理事長。1966年、劇団SCOT(Suzuki Company of Toga)を創立。1976年、富山県利賀村に劇団の本拠地を移し、1982年より世界演劇祭「利賀フェスティバル」を開催。世界各地での上演活動や共同作業など国際的に活躍するとともに、俳優訓練法スズキ・トレーニング・メソッドはモスクワ芸術座やニューヨークのジュリアード音楽院、中国国立中央戯劇学院など世界各国の劇団や学校で学ばれている。シアター・オリンピックス国際委員。日中韓共同事業BeSeTo演劇祭の創設者。主な演出作品に、『ディオニュソス』、『リア王』、『世界の果てからこんにちはⅠ・Ⅱ』。著書に『演劇とは何か』(岩波書店)、『Culture is the Body』(TCG・全米演劇人協議会)など。
https://www.scot-suzukicompany.com/
レスツ・クスマニングルム
1965年生まれ。プロデューサー、芸術監督であり、バリ舞踊ダンサーでもある。主要なライフワークであるダンス上演と景観設計の分野で、インドネシアと海外で幅広く活躍している。1999年には、設立者の一人として国際的な非営利文化財団「バリ・プルナティ芸術センター」を創設。
プロデューサーとしては、ロバート・ウィルソンがインドネシアの神話的叙事詩を演出舞台化した『イ・ラ・ガリゴ』や、鈴木忠志演出による日本・インドネシア共同制作の『ディオニュソス』をプロデュースしている。
2014年にはイタリアとインドネシアの文化・社会交流の促進に貢献したとして、イタリア政府から「イタリアの星勲章」を、2019年にはジャカルタにおける創造者、先駆者、革新者としての役割に対してインドネシア教育文化省から「文化賞」を授与されている。
https://www.balipurnati.com | https://www.bumipurnati.com
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/electra/
うさぎストライプ / 大池容子
うさぎストライプ
2010年結成。大池容子の作品を上演する。「どうせ死ぬのに」をテーマに、演劇の嘘を使って死と日常を地続きに描く作風が特徴。
公式HP:https://usagistripe.com
大池容子
劇作家・演出家/うさぎストライプ主宰/アトリエ春風舎芸術監督
1986年大阪府生まれ。2010年4月より劇作家・演出家の平田オリザ率いる青年団の演出部に所属し、同年10月にうさぎストライプを結成。2013年9月、東京芸術劇場による、次世代の演劇界を牽引する若い才能を紹介する芸劇eyes番外編・第2弾「God save the Queen」に参加し、地下鉄サリン事件を遠景に交差する人々の思いを描いた『メトロ』を上演。2019年3月、『バージン・ブルース』で演劇創作活動の活性化を図る平成30年度 希望の大地の戯曲賞「北海道戯曲賞」大賞を受賞。2021年4月、尚美学園大学舞台表現学科兼任講師に就任。同年12月、脚本を手懸けたNHK特集ドラマ『いないかもしれない』でAsian Academy Creative Award 2021 Best Original Screenplay 優秀賞を受賞。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/everyone-should-just-die/
メメントC/嶽本あゆ美
劇作家・嶽本あゆ美を中心に2008年に結成された演劇ユニット。嶽本は歴史とアジアの女性性にフォーカスした作品を創作している。主な作品に『ダム』(演出:藤井ごう 文化庁芸術祭優秀賞)『安全区/Nanjing―堀田善衞「時間」より』『彼の僧の娘』『私の心にそっと触れて』などがある。ストレートプレイのみならず、ミュージカル、ジェンダー研究や伝統芸能奏者とのコラボレーション『女人往生環プロジェクト』など幅広い作風をもつ。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/the-pacific-refreshment-room/
Musical HEADS UP!
ラサール石井、倉持 裕
ラサール石井
1955年生、大阪出身。大学在学中に劇団テアトル・エコー養成所に入所。その後「コント赤信号」を結成し1980年テレビデビュー、タレントとして人気を博す。俳優としても数多くの作品に出演。アニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』では両津勘吉役を長くつとめる。舞台では出演のみならず、脚本・演出家としても幅広く多くの作品を手掛けている。原案・作詞・演出を努めた『HEADS UP!』(2015年)で第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。
倉持 裕
1972年、神奈川県出身。2000年、劇団ペンギンプルペイルパイルズを旗揚げ、 作・演出を務める。04年『ワンマン・ショー』にて岸田國士戯曲賞受賞。 劇団公演のほかに『お勢登場』『上を下へのジレッタ』『鎌塚氏、舞い散る』 (以上、作・演出)、『乱鶯』『けむりの軍団』(以上脚本)、映画『十二人の死にたい子供たち』『ゾッキ』(以上脚本) TV『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』など幅広く活躍している。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/musical-heads-up/
(c) MIYAGAWA Maiko
さいたまゴールド・シアター
彩の国さいたま芸術劇場において、故・蜷川幸雄が芸術監督就任時に、「年齢を重ねた人々が、その個人史をベースに、身体表現という方法によって新しい自分に出会う場を提供する」ための集団作りを提案した。2006年4月、1,200名を超える応募者の中からオーディションで選ばれた55歳以上の48名で発足。2007年6月の第1回公演『船上のピクニック』(作:岩松了)以降、気鋭の現代劇作家による書き下ろし作品など公演を重ね、海外公演も経験し国内外から注目された。しかし、平均年齢80歳を超えるメンバーの高齢化とコロナ禍の活動の困難さから2021年7月、年内での活動終了を発表。12月の『水の駅』を最終公演として15年の活動を終えた。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/billows-of-pale-pink/
iaku
iakuは、劇作家の横山拓也が大阪で立ち上げた演劇ユニット。横山は、小気味いい関西弁口語の作品を多く発表しており、登場人物たちの対話、議論、口喧嘩を通して、人が抱える普遍的な問題、それをめぐるドラマをユーモラスに浮かび上がらせる作劇で評価されている。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/stitchers/
(C)KATAYASU
大河内直子/清水邦夫
大河内直子
1992年、英国王立演劇学校に日本人で初めて入学。演出とプロダクションマネージメントを学ぶ。英国で蜷川幸雄に出会い、卒業後は日本で蜷川の海外公演を中心に蜷川作品の演出助手を担当。2017年、「unrato」を結成。主な演出作品は『犀』、『I DO! IDO!』、『THE LAST FLAPPER』、『BLOODY POETRY』『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』、『メアリー・ステュアート』、『冬の時代』『薔薇と海賊』など。
清水邦夫(しみず くにお)
劇作家、作家、演出家。1936年1-2021年4月15日没。早稲田大学文学部卒業。美術科から演劇科へ転科した1958年、処女戯曲「署名人」(初演1960年)がテアトロ戯曲賞と早稲田演劇賞を受賞。卒業後、岩波映画製作所に入り、退社までの5年間、映画のシナリオを手がける。 1972年、蜷川幸雄らと櫻社を結成。1974年には「ぼくらが非情の大河をくだる時」で第18回岸田國士戯曲賞受賞。同年櫻社解散。1976年、松本典子らと演劇企画グループ木冬社を結成(現、演劇企画木冬社)。第1回公演の「夜よ おれを叫びと逆毛で充す青春の夜よ」で第11回紀伊国屋演劇賞個人賞受賞。以降、「わが魂は輝く水なり」で泉鏡花賞、「エレジー」で第35回読売文学賞戯曲賞(1983年)、「悪童日記」「わが夢にみた青春の友」で第29回紀伊国屋演劇賞団体賞(1994年)など、受賞多数。2002年、紫綬褒章。
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https://stagebb.jpf.go.jp/stage/misty-mansion/
DAZZLE
長谷川達也を中心としたDAZZLEは、ストリートダンス出身ながら物語性のある作品を多数発表している特筆すべき存在だ。彼らの群舞は、従来のダンス言語とは異なる発想から展開しており、幅広い層の観客を一気に引き込んでいく。『花と囮』は彼らの代表作であり、テキストを使いながら兄弟の自己犠牲の物語が重厚に描かれる。シビウ国際演劇祭で上演された際には、最後のシーンが始まる前に観客が総立ちで拍手を送っていた。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/misty-mansion/
(c) Ryosuke Sato
月灯りの移動劇場/浅井信好
2005年〜2011年まで舞踏カンパニー《山海塾》に所属。2011年に文化庁新進芸術家研修制度で《バットシェバ舞踊団》に派遣。2012年よりパリを拠点に《PIERRE MIROIR》を主宰。2016年に日本へ帰国後、《月灯りの移動劇場》を主宰するとともに、コンテンポラリーダンスのプラットフォーム《ダンスハウス黄金4422》の代表を務める。名古屋芸術大学舞台芸術領域専任講師。2013年ARTE ART PRIZE LAGUNA12.13 特別賞、2014年愛知県芸術文化選奨新人賞、2017年グッドデザイン賞などを受賞。
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https://stagebb.jpf.go.jp/stage/peeping-garden-recreation/
©︎Sato Mizuki
ケダゴロ/下島礼紗
下島礼紗が主宰するダンスカンパニー。2013年に結成。現在は7名のメンバーを軸にして活動を行う。主な作品として、連合赤軍事件を題材に、クリエーションの過程を集団的狂気の構造と重ね合わせるカンパニーの代表作『sky』(2018年)、1980年代の「松山ホステス殺害事件」犯人である、整形逃亡犯の福田和子を題材とした『ビコーズカズコーズ』(2021年)などがある。“「ダンス」とは「世の中を探る為の一つの手法」である。” という理念の元、国境を越えて論争を生む作品の発表を目指し、国内外で活動。
下島は、自身の代表作として、オウム真理教事件を題材とした『オムツをはいたサル』(2017年)、韓国国立現代舞踊団からの委託作品『黙れ、子宮』(2021年)などがある。2022年度より公益財団法人セゾン文化財団セゾンフェローI。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/because-kazcause/
山田由梨/贅沢貧乏
劇作家・演出家・俳優。2012年に贅沢貧乏を旗揚げ。舞台と客席、現実と異世界、正常と狂気の境界線をシームレスに行き来しながら、現代の日本社会が抱える問題をポップにかろやかに浮かび上がらせる作風を特徴とする。2014年より一軒家やアパートを長期的に借りて創作・上演する「家プロジェクト」の活動を展開。『フィクション・シティー』(2017年)、『ミクスチュア』(2019年)で岸田國士戯曲賞にノミネート。2015年初演『みんなよるがこわい』の中国版が全国ツアーを行うなど、国内外で活動の幅を広げている。
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https://stagebb.jpf.go.jp/stage/im-trying-to-understand-you-but/
(c) Kishin Shinoyama
Noism Company Niigata/金森穣
Noism Company Niigata(ノイズム・カンパニー・ニイガタ)
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館を拠点に活動する、日本初の公共劇場専属舞踊団。芸術監督は金森穣。プロフェッショナル選抜メンバーによるNoism0(ノイズムゼロ)、プロフェッショナルカンパニーNoism1(ノイズムワン)、研修生カンパニーNoism2(ノイズムツー)の3つの集団があり、2004年の設立以来、国内・世界各地からオーディションで選ばれた舞踊家が新潟に移住し、年間を通して活動している。Noism1はりゅーとぴあで創った作品を国内外で上演し、新潟から世界に向けてグローバルに活動。Noism2はプロをめざす若手舞踊家が所属し、劇場での公演の他に、新潟市内で開催されるイベントや学校への出前公演等、地域に根ざした活動を続けている。Noism0は、舞踊に限らず、齢と経験を積み重ねた芸術家だからこそ生み出せる表現を、新潟から世界に向けて発信していく。
Noismの由来は、「no-ism=無主義」。特定の主義を持たず、歴史上蓄積されてきた様々な身体知を用いて、あらゆるismを再検証することで、今この時代に有用な新しい形に置き換え、現代人としての身体表現を後世に伝えていこうとしている。http://www.noism.jp
金森穣
演出振付家、舞踊家。りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館舞踊部門芸術監督、Noism Company Niigata芸術監督。17歳で単身渡欧、モーリス・ベジャール等に師事。NDT2在籍中に20歳で演出振付家デビュー。10年間欧州の舞踊団で舞踊家・演出振付家として活躍後帰国。04年4月、日本初の劇場専属舞踊団Noismを立ち上げる。平成19年度芸術選奨文部科学大臣賞、平成20年度新潟日報文化賞、第60回毎日芸術賞ほか受賞歴多数。令和3年紫綬褒章。 https://jokanamori.com/
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https://stagebb.jpf.go.jp/stage/the-rite-of-spring-traces-garden/
(c) 伊東元気
根本宗子
劇作家・演出家
1989年10月16日東京都出身。
19歳で劇団、月刊「根本宗子」を旗揚げ。劇団主宰と以降劇団公演全ての作・演出を手がける他に、様々なプロデュース公演の作・演出も担当。
近年では様々なミュージシャンとタッグを組み完全オリジナルの音楽劇を積極的に生み出している。常に演劇での新しい仕掛けを考える予測不能の劇作家。
2015年から4度に渡り、岸田國士戯曲賞 の最終候補に選出されている。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/to-the-greatest-love/
(c) 引地信彦
西尾佳織/鳥公園
劇作家、演出家、鳥公園主宰。1985年東京生まれ。幼少期をマレーシアで過ごす。東京大学にて寺山修司を、東京藝術大学大学院にて太田省吾を研究。2007年に鳥公園を結成以降、全作品の脚本・演出を務めてきたが、2020年より3人の演出家を鳥公園のアソシエイトアーティストとして迎え、自身は劇作・主宰業に専念する体制に移行。
「正しさ」から外れながらも確かに存在しているものたちに、少しトボけた角度から、柔らかな光を当てようとしている。近年のプロジェクトとして、マレーシアのダンサー、振付家のLee RenXinとの「からゆきさん」の共同リサーチなど。2014年『カンロ』、2018年『ヨブ呼んでるよ』、2020年『終わりにする、一人と一人が丘』にて岸田國士戯曲賞にノミネート。
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https://stagebb.jpf.go.jp/stage/to-the-end-one-by-one-on-solitude-hill/
二子鬼剣舞
起源は1300年前の平安時代に遡ると言われている、岩手県北上市・奥州市に伝わる勇壮な民俗芸能、鬼剣舞。その中で最も古い流派のひとつ「滑田鬼剣舞」より相伝を受けた「二子鬼剣舞」。1951年の初演を経て、1954年には全日本民舞踊大会で演目「三人加護」を踊り、見事、優勝を飾る。この功績は日本全国に鬼剣舞という民俗芸能が存在することを知らしめるきっかけとなった。東北六大祭といわれる「みちのく芸能祭」で連続出場を果たしている唯一の団体であり、アメリカ、中国、フランスなど、豊富な海外公演の経験を持つなど、きわめて高い実力を誇っている。当流派は、伝統の演目の見どころを組み合わせてエンタテインメント性を高め、見るものを飽きさせない。老若男女問わず地域の人々に愛され、地元を中心に精力的な公演活動を続けている。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/furyu-dances-artistic-splendor-and-eternal-bonds/
阿寒アイヌ工芸協同組合
代表者・西田正男(にしだ まさお)
1946年、北海道択捉島生まれ。地域のアイヌ文化を伝える「阿寒湖アイヌコタン」草創期の1954年秋より、両親からアイヌ文化を生活の中で学ぶ。1973年に阿寒湖の家を継ぎ、民芸品店を経営しながら阿寒アイヌ民族文化保存会、阿寒湖アイヌ協会の役員として本格的にアイヌ文化の伝承・普及活動に入る。アイヌ古式舞踊の踊り手、ユーカラ劇(英雄叙事詩をモチーフにした演劇)の演者、アイヌ民話人形劇の演者などを務め、国内外での公演に積極的に参加。近年は地元のみならず、各地域のカムイノミ(儀式)の司祭主として、わかりやすい口調、所作で後輩への指導にあたり、アイヌ文化の後継者育成と普及啓発に努め、アイヌ文化の振興に貢献している。2017年、第21回アイヌ文化奨励賞を受賞。
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https://stagebb.jpf.go.jp/stage/traditional-ainu-dance-reviving-ancestral-memories/
©︎Tomoko Mukaiyama Reinier van Brummelen
向井山朋子、森山未來
向井山朋子- ピアニスト/アーティスト/ディレクター
オランダ、アムステルダム在住。1991 年国際ガウデアムス演奏家コンクールに日本人ピアニストと して初めて優勝、村松賞受賞。アンサンブル・モデルン、ア ンサンブル・アンテルコンタンポラン、ロンドンシンフォ ニッタ、ロイヤルコンセルトヘボウなどにソリストとして招聘され、新作の初演に携わる。近年は従来の形式にとらわれない舞台芸術やインスタレーション、映像など女性性を核に身体性、セクシャリティ、境界、記憶、儀式、時空など異なるテーマを横断する作品の制作・発表を続けている。2007年、向井山朋子ファンデーションをオランダに設立、2015年には日本で一般社団法人 ◯+(マルタス)を設立し、プロデュースの分野でも活躍。 https://multus.tomoko.nl/
森山未來
5歳から様々なジャンルのダンスを学び、15歳で本格的に舞台デビュー。2013年には文化庁文化交流使として、イスラエルに1年間滞在、Inbal Pinto&Avshalom Pollak Dance Companyを拠点にヨーロッパ諸国にて活動。カテゴライズに縛られない表現者として活躍。
第10回日本ダンスフォーラム賞受賞。映画「アンダードッグ 」で第75回毎日映画コンクール男優主演賞、第94回キネマ旬報主演男優賞を受賞。監督作品「in-side-out」が”SSFF & アジア 2021”でコンペティション作品にノミネート。2021年3月11日に京都・清水寺で行われたパフォーマンス「Re:Incarnation」の総合演出を務め、6月には岡田利規 作・演出「未練の幽霊と怪物」に出演。2020東京オリンピック開会式では鎮魂の舞を踊った。ポスト舞踏派。 https://www.miraimoriyama.com/
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https://stagebb.jpf.go.jp/stage/two-in-transit-hara-museum/
(c) KUSAKA Kazuki
「老いと演劇」OiBokkeShi/菅原直樹
俳優で介護福祉士の菅原直樹を中心に、2014年に岡山県和気町にて設立。看板俳優は、認知症の妻を介護する岡田忠雄(95歳)。「老人介護の現場に演劇の知恵を、演劇の現場に老人介護の深みを」という理念のもと、高齢者や介護者と共に作る演劇公演や、認知症ケアに演劇的手法を取り入れたワークショップを実施。超高齢社会の課題を「演劇」というユニークな切り口でアプローチするその活動は、演劇、介護のジャンルを越え、近年多方面から注目を集める。
菅原は、21年9月には代表作『よみちにひはくれない』のイギリス版『Theatre of Wandering』の共同演出、クリストファー・グリーン『THE HOMEオンライン版』(主催:独立行政法人国際交流基金、公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団)の日本版演出を務め、2つの国際共同制作作品を発表した。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/happy-song/
渡辺源四郎商店/畑澤聖悟
劇作家・演出家の畑澤聖悟が主宰する劇団。2005年から7作品のプロデュース公演を経て、2008年より劇団として活動開始。青森市青柳のアトリエ・グリーンパークを本拠地に、全国に演劇作品を発信。また、地元の中学生や高校生を対象にした演劇WSを行っている。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/dontoyuke-dont-you-kill/
(c) AOKI Tsukasa
青年団/平田オリザ
青年団は平田オリザを中心に1982年結成。こまばアゴラ劇場を拠点に、平田が提唱した「現代口語演劇理論」を通じて新しい演劇様式を追求し、90年代以降の演劇界に強い影響を与え続けている。
平田は1995年に『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞を受賞。その活動を海外にも広げ、特にフランスでは平田の戯曲に対する評価の高まりと共に、青年団の演劇様式と俳優の演技力が注目を集め、国際交流企画も多数行っている。
劇団内で独自の企画を行う不定形のユニット「⻘年団リンク」は若手アーティスト育成の場として、才気ある劇作家や演出家を多く輩出。2020年より兵庫県豊岡市の新拠点「江原河畔劇場」からも作品の創作・発信を行なっている。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/tokyo-notes-international-version/
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/kotatsu
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/kotatsu-behind-the-scenes
(c) HATORI Naoshi
島地保武×環ROY
島地保武
1978年長野県生まれ。2004~06年Noism(新潟市)、2006~15年ザ・フォーサイス・カンパニー(フランクフルト)に所属。2013年に酒井はなとのユニットAltneuを結成。資生堂第七次椿会メンバーになりパフォーマンスに加えスタレーション作品を展示。国内外のプロジェクトへの参加や自身の作品でツアーを行う。ダンスを軸に多岐に渡り活動。
環ROY
1981年、宮城県生まれ。東京都在住。これまでに6枚の音楽アルバムを発表、国内外の様々な音楽祭に出演。その他、パフォーマンスやインスタレーション、映画音楽、広告音楽、絵本などを制作。コラボレーションでの制作も多数行う。
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©Tokyo Metropolitan Edo-Tokyo Museum
公益社団法人日本舞踊協会
日本の伝統芸能である日本舞踊の普及を通じ、豊かな社会づくりに取り組む団体です。主要な流派の日本舞踊家が所属し、古典舞踊の継承や新作の発表を行う多彩な公演事業を始め、子供たちを対象としたワークショップや映像作品の制作、次世代を担う日本舞踊家の育成など、日本舞踊の魅力を発信する様々な活動を行っています。全国に26の支部を擁し、各地域の文化の発展にも貢献しています。
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©matron2021
三東瑠璃
ダンサー・振付家。東京都出身。5歳からモダンダンスを始めると同時に、幼少期から振付作品を発表している。ダンサーとして国内外の錚々たる振付家の作品に出演する一方、2017年よりCo.Ruri Mitoを立ち上げ、質の高い作品を定期的に生み出している。土方巽記念賞など、国内外で受賞歴多数。2020年度より公益財団法人セゾン文化財団フェローII。舞台・映画・演劇など多岐に渡る分野で活動中。
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岳神楽保存会
岳神楽(たけかぐら)は、岩手県花巻市の岳地区に伝わる早池峰神社の奉納神楽。早池峰山を霊山として信仰した人々によって舞い継がれてきたといわれ、昭和初期までは近隣の地域を巡回して演じられてきた。歴史の始まりは定かではないが、少なくとも500年以上前から伝わっているといわれる。舞の演目は、40以上。式舞、神舞、荒舞、女舞、番楽舞、そして、狂言から構成され、最後は早池峰山の神が現世に現れる仮の姿である獅子頭をつかった権現舞で終わる。舞の中に「能」大成以前の古い民間芸能の要素を残していることなど、中世芸能を今に伝える稀有な神楽として、1976年に国指定重要無形民俗文化財に指定され、2009年には、ユネスコ無形文化遺産に登録された。
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https://stagebb.jpf.go.jp/stage/kagura-deities-descending/
© 操上 和美
林英哲
太鼓奏者。佐渡・鬼太鼓座、鼓童の創設に関わり、通算11年間活動。1982年ソロ活動を開始。初の和太鼓ソリストとして、大太鼓ソロ奏法や太鼓群を用いた独奏法の創作、舞台作品の創作、演出などで新境地を築く。また、ジャンルを超えた世界のアーティストやオーケストラとの共演などで、前例のない“太鼓音楽”の表現を築き、欧米を始め54カ国におよぶ海外公演で人気を博す。カーネギーホールでの出演やベルリンフィルとの共演、太鼓によるまったく新しい音楽的舞台表現での独自のコンサート・ツアーなど実施。外務省・国際交流基金・文化庁などによる国際友好・交流年には、日本の太鼓音楽、文化紹介のための海外公演にも数多く貢献している。’14年文化庁文化交流使任命、’19年2月開催のヨーロッパ最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・ナント」には4年連続出演し好評を得る。
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https://stagebb.jpf.go.jp/stage/taiko-rhythms-that-transcend-time/
東二口文弥人形浄瑠璃
石川県白山市東二口に住む人々を中心に「東二口文弥人形浄瑠璃・でくの舞」を江戸時代から今日まで伝承する。「でくの舞」とは「でく」と呼ばれる木彫りの人形を「舞い手」と呼ばれる人が操る、一人遣いの人形浄瑠璃。約350年前に集落の有志が上方で習い覚えたものを郷里に伝えたのが始まりとされている。当時、人気を博した「文弥節」の哀切な語りと素朴ながら力強い人形の表現は、江戸時代初期の人形浄瑠璃の面影を今に伝える。地域一帯が雪で覆われる農閑期の娯楽として、村人たちに楽しまれてきた。現在、上演されている演目は親子や夫婦の情愛、武士の忠義など、昔から語り継がれてきた物語。1977年に国の「重要無形民俗文化財」に指定。毎年2月に「東二口文弥まつり」が東二口歴史民俗資料館で開催。
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井上八千代
京舞井上流五世家元。観世流能楽師片山幽雪(九世片山九郎右衛門)の長女として京都に生まれる。祖母井上愛子(四世井上八千代)に師事。1970年井上流名取となる。芸術選奨文部大臣賞、日本芸術院賞などを受賞。2000年五世井上八千代を襲名。2013年紫綬褒章を受章。同年日本芸術院会員となる。2015年重要無形文化財各個指定(人間国宝)に認定。2018年フランス共和国芸術文化勲章シュバリエを受章。
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撮影:雨宮透貴(Yukitaka Amemiya)
山本卓卓
山本卓卓(やまもとすぐる)
劇作家・演出家。範宙遊泳代表。1987年山梨県生まれ。
幼少期から吸収した映画・文学・音楽・美術などを芸術的素養に、加速度的に倫理観が変貌する現代情報社会をビビッドに反映した劇世界を構築する。
アジア諸国や北米で公演や国際共同制作、戯曲提供なども行い、活動の場を海外にも広げている。
『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。
公益財団法人セゾン文化財団フェロー。急な坂スタジオサポートアーティスト。
ACC2018グランティアーティストとして、19年9月〜20年2月にニューヨーク留学。
20年5月に「むこう側の演劇」を始動し、オンラインをも創作の場として活動している。
http://www.hanchuyuei2017.com
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/i-cant-die-without-being-born/
Photo: TSUKADA Yoichi
塚原悠也/寺田みさこ
振付:塚原悠也
2002年よりNPO法人DANCE BOXにスタッフとして関わり、2006年にコンタクトゴンゾを立ち上げ公園や街中で殴り合いのようにも見える即興的な身体の接触を開始、現在まで各国でインスタレーション作品やパフォーマンス作品を発表。個人名義では、2015-17年丸亀市猪熊弦一郎現代美術館企画〈PLAY〉にて『ムカムリ・ジャミポス3部作』を連続発表。演劇作品「プラータナー:憑依のポートレート」では振付・セノグラファーとして参加し2020年読売演劇大賞にてスタッフ賞を受賞。京都国際舞台芸術祭KYOTO EXPERIMENT では共同ディレクターも務める。
出演:寺田みさこ
幼少よりクラシックバレエを学ぶ。1987年より石井アカデミー・ド・バレエにて、石井潤振付 の主要レパートリーに多数主演。1991年より 砂連尾理とダンスユニットを結成し国内外で作品を発表。「トヨタ コレオグラフィーアワード2002」にて、次代を担う振付家賞(グランプリ)、オーディエンス賞をダブル受賞。2004年度京都市芸術文化特別奨励者。アカデミックな技法 をオリジナリティへと昇華させた解像度の高い踊りに定評がある。
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MONO
1989年に、土田英生ら、立命館大学の学生劇団OB中心に劇団を旗揚げ。1991年にMONOに改名。2009年に『チェーホフを待ちながら』で文化庁芸術祭優秀賞を受賞、2017年に大阪文化祭賞優秀賞を受賞。
代表の土田は、1990年以降の全作品の作・演出を務める。設定のズレから生じる可笑しみや悲哀を、軽快な会話劇として見せることで評価を得ており、劇作と並行してテレビドラマ・映画脚本の執筆も多数。俳優としても活動している。
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(c) HOMMA Nobuhiko
二兎社/永井愛
1981年、大石静と永井愛の二人が設立。ともに卯年生まれであったことから、劇団名を「二兎社(にとしゃ)」に。大石が退団した1991年以降は、永井の作・演出作品をプロデュースする演劇ユニットとして活動を続けている。『パパのデモクラシー』を始め、『萩家の三姉妹』、『歌わせたい男たち』、『鴎外の怪談』など、数多くの演劇賞を受賞。自ら考える姿勢を演劇の場から発信し、観客自身を当事者にするような、考えるエンターテインメントとしての作品を提供。
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(c) 大洞博靖
北村明子
振付家・ダンサー・信州大学教授。バレエ、ストリートダンス、インドネシア武術を学び、1994年ダンス・カンパニー、レニ・バッソを創設。2001年代表作『finks』を発表。世界60都市以上で上演される。
2010年からソロ活動として、リサーチとクリエイションを行う国際共同制作プロジェクトとしてインドネシアとの
「身体の思考」をもとに、創造活動をはじめ、演劇、オペラ、映画、CMへの振付・出演する一方、大学では、身体論、演出論、舞踊論の視点から「メディアとしての身体」をテーマに研究を行う。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
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(c) Hal Kuzuya
山田うん
ダンサー・振付家・演出家
器械体操、バレエ、舞踏を学び渡仏。2002年「Co.山田うん」設立。
日本をリードするコンテンポラリーダンスのカンパニーを率いて国内、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、中東などで活動している他、ミュージカルやオペラ、演劇、企業PR、MV、東京五輪2020閉会式、など様々な振付や演出を手掛けている。またソロダンサー、指導者としても世界各国で活躍している。
平成26年度 第65回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞
平成28年度 文化庁文化交流使として11カ国23都市で活動
令和2年 第37回 江口隆哉賞受賞
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/cosmos/
Photo: TSUKADA Yoichi
矢内原美邦/吉開菜央
振付・演出:矢内原 美邦
1997年ダンスカンパニーニブロールを結成、主催兼振付家としての活動を始める。日常的な身振りをベースに現代の東京の空気をドライに提示する独自の振付で、オレゴン・ダンスフェスティバル、サンフランシスコ・BUTOフェスティバル、ベルリン・フュージョンフェスティバル、ラオコオン・フェスティバルなど数々の海外のフェスティバルにも招聘され、先端的な劇場として知られるThe Kitchen(ニューヨーク)での単独公演も行うなど高い評価を受けている。2005年、吉祥寺シアターのこけら落とし公演を契機に、演劇作品に取り組む「ミクニヤナイハラプロジェクト」を始動、劇作・演出を手がける。2012年『前向き!タイモン』で第56回岸田國士戯曲賞受賞。
映像監督:吉開菜央
1987年山口県生まれ。映画作家・振付家・ダンサー。日本女子体育大学舞踊学専攻卒業、東京藝術大学大学院映像研究科修了。自らの身体感覚、情動に向き合いながら様々な映像、映画制作を行う。 2015年『ほったまるびより』により文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門新人賞受賞。『Grand Bouquet』がカンヌ国際映画祭監督週間2019正式招待。最新作の『Shari』がロッテルダム国際映画祭2022の正式出品作品に決定。
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宮城能鳳、西江喜春
宮城能鳳
舞踊家。1938年、沖縄県生まれ。幼少期から琉球古典舞踊の手ほどきを受ける。1961年、宮城流の流祖である宮城能造に師事し、本格的に組踊、琉球舞踊を学ぶ。特に女形としての卓越した表現力・技法は、日本のみならず、海外からも高い評価を得ている。1995年、宮城本流鳳乃会を創立。1990年より沖縄県立芸術大学教授をつとめ、現在は名誉教授として指導を行うだけでなく、本拠地である「国立劇場おきなわ」においても後進の育成に力を注ぐ。また、歴史に埋もれた演目の復曲、新作の創作なども手がけるなど、現在まで長きに渡り、琉球舞踊の伝統を守り続けている。2006年には、国指定重要無形文化財「組踊立方」保持者(人間国宝)に認定。2019年には日本芸術院賞を受賞し、文化功労者にもなった。
西江喜春
歌三線奏者。1940年、沖縄県生まれ。幼少の頃から祭の踊りや芝居の歌三線に触れて育つ。1963年、安冨祖流の故・宮里春行に師事し、琉球古典音楽を本格的に学び始めると、1969年には芸能コンクール三線最高賞を受賞するなど、瞬く間に頭角を現す。1983年には琉球古典音楽安冨祖流絃聲会の師範免許を取得。元沖縄県立芸術大学教授や伝統組踊保存会常任理事を務めるなど、後進の育成にも尽力。長年の活動や高度な技芸が評価され、2001年には「組踊」、2009年には「琉球舞踊」で、それぞれ重要無形文化財(総合認定)保持者に認定。2011年には国指定重要無形文化財「組踊音楽歌三線」保持者(人間国宝)に認定される。情感を込めた広い音域を持ち味とし、高音域の独唱は琉球音楽界において高い評価を得ている。
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山田文彦
雅楽師。宮内庁式部職楽部楽師。1978年東京生まれ。1994年宮内庁式部職楽部に入部。篳篥、左舞、楽琵琶、國風歌舞を修め、2000年楽師を拝命。2001年雅楽団体 東京楽所に入団。2010年より東京楽所首席篳篥奏者、宮内庁楽部篳篥頭取、東京藝術大学非常勤講師、宮内庁楽部篳篥教授を歴任し、2016年藝大卒の優秀な奏者達と共に日本伝統舞台芸術を結成、音楽監督に就任。雅楽師として演奏活動の傍ら演出家として、2017年 安倍晋三内閣総理大臣主催 イヴァンカ・トランプ米大統領補佐官饗応晩餐会で雅楽を用いた総合演出を担当。2018年にはFUJI ROCK FESTIVAL '18において、若手雅楽奏者達を「千年前のロック」としてプロデュースする等、既成概念に囚われず和文化を発信している。2019年即位礼正殿の儀、祝賀御列の儀、大嘗祭に出演。大嘗宮悠紀殿供饌の儀で篳篥演奏を担当。2021年宮中御神楽人長に就任。重要無形文化財「雅楽」保持者(総合認定)。
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藤原道山、藤本昭子、岡村慎太郎
藤原 道山
10歳より尺八を始め、初代・山本邦山(人間国宝)に師事。東京芸術大学大学院音楽研究科修了。日本・インドネシア国交樹立60周年記念事業の音楽監督を務める。伝統音楽のライブ、学校公演、講習会、日本音楽の講演等、伝統音楽を多くの人に伝える活動を積極的に行うと共に、尺八の可能性を求めさまざまな音楽を追究している。冨田勲、坂本龍一、ケニー・G、野村萬斎、ウィーンフィルなど各界の頂点を極めているアーティストと共演。松竹映画『武士の一分』にゲスト・ミュージシャンとして音楽に参加。小学及び中学音楽教科書(教育芸術社)執筆編集及び出演など音楽教育にも力を注ぐ。都山流尺八楽会大師範。令和2年度(第71回)芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
藤本 昭子
九州系地歌箏曲演奏家。祖母阿部桂子、母藤井久仁江(人間国宝)に師事。1995年第1回リサイタル開催。以降現在まで全17回開催。2001年古典の継承と新たな可能性を追求する「地歌ライブ」開始、2021年11月第100回開催。アメリカ、イギリス、オランダ、ベルギー、ハンガリー、スイス等欧米各国で「地歌公演」多数開催の他、国内でも全英語解説による「JIUTA」公演を全6回開催。これまでに日本伝統文化振興財団賞、伝統文化ポーラ賞奨励賞、芸術選奨文部科学大臣賞、松尾芸能賞優秀賞、文化庁芸術祭音楽部門大賞、CD「雪墨」が同レコード部門大賞など受賞。2021年秋、紫綬褒章受章。正派音楽院講師。(公財)日本伝統文化振興財団理事。「藤本昭子の会」代表。
岡村 慎太郎
東京芸術大学大学院音楽研究科修了。在学中、宮中桃華楽堂にて御前演奏をする。東京芸術大学推薦による奏楽堂デビューコンサート「岡村慎太郎リサイタル」開催。三味線組歌、箏組歌を菊藤松雨師に師事、両巻伝授(06年)。文化庁新進芸術家国内研修制度研修生、京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター共同研究員(06年〜07年)を歴任。エリザベト音楽大学非常勤講師を務める。第34回宮城会箏曲コンクール1位。第6回賢順記念箏曲コンクール奨励賞、第22回くまもと全国邦楽コンクール最優秀賞・文部科学大臣賞受賞。
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(c) SHINOYAMA Kishin
野田秀樹
劇作家、演出家、役者。東京芸術劇場芸術監督。76年東京大学在学中に「劇団 夢の遊眠社」を結成。92年解散。ロンドン留学を経て93年に「NODA・MAP」を設立。『キル』『パンドラの鐘』『赤鬼』『THE BEE』『ザ・キャラクター』『贋作 桜の森の満開の下』『「Q」:A Night At The Kabuki』『フェイクスピア』など、数々の話題作を発表。歌舞伎やオぺラの脚本・演出も手掛け、海外の俳優との共同制作など国内のみならず海外でも精力的な創作活動を行う。
09年10月、名誉大英勲章OBE受勲。09年度朝日賞受賞。11年6月、紫綬褒章受章。
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前川知大
前川 知大(まえかわ ともひろ、1974年 - )
劇作家、演出家。活動の拠点とするイキウメを主宰し、目に見えないものと人間との関わりや、日常の裏側にある世界からの人間の心理を描く。
空間と時間を同時に編集するシームレスな演出を特徴とする。
『関数ドミノ』で第44回紀伊國屋演劇賞・個人賞、『散歩する侵略者』『天の敵』で第52回紀伊國屋演劇賞・団体賞、『太陽』で第19回読売演劇大賞・大賞、第63回読売文学賞・戯曲シナリオ賞、『プランクトンの踊り場』(2015年改題『聖地X』)で第14回鶴屋南北戯曲賞など受賞。
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山内ケンジ
生まれてから長い間CMディレクター&プランナーとして活躍、「NOVA」「コンコルド」「ソフトバンク」等話題のCMを多数手がける。04年から演劇の作・演出を開始、制作プロデューサー城島和加乃と伴に「城山羊の会」を発足、以降毎年新作戯曲を発表し、『トロワグロ』(14)で題59回岸田國士戯曲賞を受賞。
映画にも進出し、『ミツコ感覚』(11年、ワルシャワ映画際ノミネート)、続く『友だちのパパが好き』(15年)、前記『トロワグロ』を原作とした本作『At the Terraceテラスにて』(16年)も、それぞれ、東京国際映画祭スプラッシュ部門、フランクフルト・ニッポンコネクション、ウディネ・ファーイースト映画祭などに招待された。最新作は『夜明けの夫婦』(21年、東京フィルメックスにて招待上映)
城山羊の会は現在も毎年1本の公演を行っている。
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FUKAIPRODUCE羽衣
FUKAIPRODUCE羽衣は、2004年、女優の深井順子により設立された。すべての作品で、糸井幸之介が作・演出・音楽を担当し、韻を踏んだ歌詞と耳に残るメロディのオリジナル曲で構成し、その作風を「妙―ジカル」と銘打っている。そのスタイルが早くから注目され、小劇場ファンを掴んでいる。
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Photo: Matron
森山未來、エラ・ホチルド
企画・共同制作・出演:森山未來
5歳から様々なジャンルのダンスを学び、15歳で本格的に舞台デビュー。2013年には 文化庁文化交流使として、イスラエルに1年間滞在、Inbal Pinto&Avshalom Pollak Dance Companyを拠点にヨーロッパ諸国にて活動。カテゴライズに縛られない表現者 として活躍。 第10回日本ダンスフォーラム賞受賞。映画「アンダードッグ 」で第75回毎日映画コン クール男優主演賞、第94回キネマ旬報主演男優賞を受賞。監督作品「in-side-out」 が”SSFF & アジア 2021”でコンペティション作品にノミネート。2021年3月11日に京 都・清水寺で行われたパフォーマンス「Re:Incarnation」の総合演出を務め、6月には 岡田利規 作・演出「未練の幽霊と怪物」に出演。2020東京オリンピック開会式では鎮魂の舞を踊った。ポスト舞踏派。 https://miraimoriyama.com
演出・美術・振付・出演:エラ・ホチルド
1984年イスラエル生まれ。振付家、マルチディシプリナリー・アーティスト、ダンサー。<インバル・ピント&アヴシャロム・ポラック・ダンスカンパニー>、<バットシェバ舞踊団>でオハッド・ナハリンのもと研鑽を積み、現在はクリスタル・パイト主宰<Kidd Pivot>のダンサー。2010年より様々な分野のアーティストとのコラボレーションによる作品創作を行っている。2016年テルアビブ市よりローゼンブラム・パフォーミングアーツ賞、2017年イスラエル文化庁賞を受賞。近年の作品に、横浜ダンスコレクション2019のオープニング作品『Futuristic Space』、演出家谷賢一との協働によるKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『人類史』、<バットシェバ舞踊団>『Summer Snow』、『on the edge of nowhere』がある。
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太めパフォーマンス
2009年「太めパフォーマンス」結成。
演出/振付は乗松薫。近年では演出家や振付家を招いて作品を共同制作することにも挑戦している。
特徴的な身体が放つ親しみやすさとダイナミクスを武器に作品を制作。
劇場や居酒屋など何処でも赴き、様々な作品を発表している。踊るモットーは【楽しく】。
海外のダンスフェスティバルでの発表も多数行っている(韓国・香港・フィリピン・ドイツなど)。
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(c) MORI Yutaka
藤本昭子
幼少より祖母阿部桂子、母藤井久仁江(人間国宝)に師事。九州系地歌箏曲家として古典の継承と新たな可能性を追求、国内外で地歌公演多数開催。2020年演奏活動の母体として「藤本昭子の会」設立。2021年紫綬褒章受賞。これまで日本伝統文化振興財団賞、伝統文化ポーラ賞奨励賞、芸術選奨文部科学大臣賞、文化庁芸術祭大賞、松尾芸能賞優秀賞等を受賞。文化庁芸術祭大賞受賞作品「雪墨」「地歌のいろは」「百年の時を甦る幻の音色」「残月・八重衣」等のCDをリリース。
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柳家さん喬
1948年、東京都墨田区本所の生まれ。「浅草六区」の近くだったため、幼い頃から父や祖父に連れられ寄席や演芸場に通い、落語などの芸能に親しむ環境で育つ。中央大学付属高校卒業後の1967年、19歳で五代目柳家小さんに入門する。前座名は「小稲」。1972年、「二ツ目」に昇進して「柳家さん喬」と改名。1981年、真打に昇進以来、第一線で活躍し続ける。落語歴は54年。古典の人情噺や滑稽噺を得意とし、人物描写や背景をていねいに演じ、特に長屋噺、長屋の生活描写にすぐれ、物語に奥行きと味わいを与える話芸に定評がある。近年は、落語を通して外国人に日本語と日本文化を紹介する活動に精力的に取り組み、2016年には「文化庁文化交流使」に任命され、アメリカやカナダを公演して回った。2013年第63回芸術選奨文部科学大臣賞(大衆芸能部門)、14年第42回国際交流基金賞ほか、受賞多数。17年には紫綬褒章を受章した。2006年からは、「落語協会」の常任理事を務める。
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(c) 前谷開
倉田翠
1987年三重県生まれ。京都造形芸術大学( 現・京都芸術大学)映像・舞台芸術学科卒業。3歳よりクラシックバレエ、モダンバレエを始める。京都を中心に、演出家、振付家、ダンサーとして活動。作品ごとに自身や他者と向かい合い、そこに生じる事象を舞台構造を使ってフィクションとして立ち上がらせることで「ダンス」の可能性を探求している。2016年より、倉田翠とテクニカルスタッフのみの団体、akakilike(アカキライク)の主宰を務め、アクターとスタッフが対等な立ち位置で作品に関わる事を目指し活動している。セゾン文化財団セゾン・フェローⅠ。
近年の主な作品に、幾度も再演を行いakakilike初期の代表作とも言える2016年初演『家族写真』/2017年初演『捌く』、2018年初演、京都市東九条地域の住人と共に制作した『はじめまして こんにちは、今私は誰ですか?』、薬物依存症リハビリ施設京都ダルクのメンバーと共に制作した2019年初演『眠るのがもったいないくらいに楽しいことをたくさん持って、夏の海がキラキラ輝くように、緑の庭に光あふれるように、永遠に続く気が狂いそうな晴天のように』など。
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鯨井謙太郒×奥山ばらば
鯨井謙太郒
ダンサー・オイリュトミスト・振付家。1980年宮城県仙台市生まれ。笠井叡に師事。KENTARO KUJIRAI コンペイトウ主宰。東京と仙台を拠点に舞台公演、ワークショップ活動を行う。CORVUS、ユリイカ!!プロジェクト、KENTARO KUJIRAI & BARABBAS OKUYAMAなど、ユニット名義での活動も展開。詩人、画家、写真家、音楽家、合唱団など様々な表現分野のアーティストとの協働も多く、ジャンルを越境した独自の作品を発表している。第50回舞踊批評家協会賞新人賞。令和元年度宮城県芸術選奨舞踊部門新人賞。
【鯨井謙太郒オフィシャルWebサイト】
http://kujiraikentaro.com
奥山ばらば BARABBAS OKUYAMA
2001年、舞踏カンパニー 大駱駝艦 に参加し、麿赤兒に師事。以降、大駱駝艦の全ての本公演に出演する。2016年に大駱駝艦を独立。踊り手として ただの一点として舞台上にどう立つか に挑むべく、近年はソロ作品を続けて発表している。また、これまで JOSEF NADJ、笠井叡、伊藤直子、平山素子、笠井瑞丈、黒田育世、鯨井謙太郒、劇団唐組、新宿梁山泊、Project Nyx等の舞台作品や各種の国際ダンスフェスティバルにも参加している。
舞踏による身体法を背骨にしつつも、ダンスや演劇、映像作品などジャンルにとらわれない活動を展開しながら、緊張感と強度のある立ち方 を自らの活動のテーマに置いて更なるカラダの可能性を模索している。
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Photo: SUGAWARA Kota
エラ・ホチルド/大巻伸嗣
振付・演出:エラ・ホチルド
1984年イスラエル生まれ。振付家、マルチディシプリナリー・アーティスト、ダンサー。<インバル・ピント&アヴシャロム・ポラック・ダンスカンパニー>、<バットシェバ舞踊団>でオハッド・ナハリンのもと研鑽を積み、現在はクリスタル・パイト主宰<Kidd Pivot>のダンサー。2010年より様々な分野のアーティストとのコラボレーションによる作品創作を行っている。2016年テルアビブ市よりローゼンブラム・パフォーミングアーツ賞、2017年イスラエル文化庁賞を受賞。近年の作品に、横浜ダンスコレクション2019のオープニング作品『Futuristic Space』、演出家谷賢一との協働によるKAAT神奈川芸術劇場プロデュース『人類史』、<バットシェバ舞踊団>『Summer Snow』、『on the edge of nowhere』がある。
美術:大巻伸嗣
1971年、岐阜県生まれ。「存在」とは何かをテーマに制作活動を展開する。「空間」「時間」「重力」「記憶」をキーワードとして、多種多様な素材や手法を用いて、曖昧で捉えどころのない「存在」に迫るための身体的時空間の創出を試みる。「トーキョーワンダーウォール2000」に『Opened Eyes Closed Eyes』で入選以来、『Echoes』シリーズ(資生堂ギャラリー、水戸芸術館、熊本現代美術館、東京都現代美術館等)、『Liminal Air』(東京ワンダーサイト、ギャラリーA4、金沢21世紀美術館 、アジアパシフィック・トリエンナーレ2009、箱根彫刻の森美術館等)、『Memorial Rebirth』(横浜トリエンナーレ 2008)と様々な素材や手法でシリーズを展開する。近年は、フランスのエルメス(セーヴル店)やルイ・ヴィトンのファッションショー(パリ)、横浜ダンスコレクション2019など、舞台上でのインスタレーション作品や、エイルスト(オランダ)や上海(中国)、国内各地でのパブリックアートなど、世界中で作品を展開している。
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(c) 江森康之
Port B / 高山明
演出家・アーティスト。1969年生まれ。2003年、演劇ユニットPort B(ポルト・ビー)を結成。主な作品に『ワーグナー・プロジェクト』、『マクドナルドラジオ大学』、『ヘテロトピア・プロジェクト』、『完全避難マニュアル』など多数。2014年よりフランクフルト・ムゾントゥルム劇場アソシエイト・アーティスト。フェスティバル/トーキョー、ウィーン芸術週間、クンステン・フェスティバル・デザールなどの演劇祭や、銀座メゾンエルメス、森美術館、大館當代美術館、金沢21世紀美術館などの展覧会、横浜トリエンナーレ、シャルジャ・ビエンナーレ、シドニー・ビエンナーレ、あいちトリエンナーレなどの芸術祭に参加。
http://www.portb.net
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維新派
劇団維新派は、大阪を拠点に1970年に結成した劇団。1991年の『少年街』より、セリフの多くを単語に解体し、5拍子や7拍子のリズムに乗せて大阪弁で語る「ヂャンヂャン☆オペラ」のスタイルを確立。野外での一回性の表現を追求し、離島や山の中、都市のエアポケットのような空間に、自らの手で舞台や客席だけでなく、宿泊施設も備えた、野外劇場を出現させてきた。借景を用いた巨大な演劇空間で、「移民」や「漂流」をモチーフに、数十名の俳優による一糸乱れぬ群舞やポリフォニックな表現が特徴である。2016年、主宰である松本雄吉の死後、2017年の台湾・高雄での『AMAHARA』公演を最後に解散。
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The Water Station by OTA Shogo, HORI KIKAKU, (c) bozzo
堀夏子/太田省吾
堀夏子
俳優・演出家。青年団所属。
桜美林大学在学中より平田オリザに師事。
2005年青年団俳優部に入団。以後『東京ノート』『ソウル市民』などの青年団の代表作や新作に多数出演。
2019年より堀企画が始動。
「死」と「不在」をテーマに、構成・演出を手がけている。
2019年『トウキョウノート』(作:平田オリザ)
2020年『水の駅』は堀企画の2作目。
太田省吾
劇作家、演出家。1939年、中国済南市生まれ。学習院大学政経学部中退。高校時代に書いた戯曲が大学のサークルで上演され、芝居に関るきっかけとなった。 1968年、劇団「転形劇場」を創設、70年から主宰。同年、その上演台本として書いた「乗合自動車の上の九つの情景」が処女戯曲となる。1977年、能楽堂にて初演された本作「小町風伝」で、翌78年、第22回岸田戯曲賞を受賞。劇団は1984年に第19回紀伊国屋演劇賞団体賞を受賞するが、1988年に解散。1990年、湘南台文化センター市民シアター(神奈川県藤沢市)の初代芸術監督に就任(2000年に辞任)。 代表作に「水の駅」、「↑(やじるし)」など。 海外公演、共同プロジェクトなども盛んに行ない、また『飛翔と懸垂』(1975年)他、演劇論集も上梓している。
2007年、67歳で逝去。
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シガール姉妹/前田司郎
シガール姉妹
「シガール姉妹」は、椎橋綾那と宮部純子によるユニット。前田司郎率いる劇団五反田団所属の宮部と、浪曲師としても活動する椎橋が、周囲から顔や雰囲気が似ていると言われたことからお互いを意識し始め、2016年に『おやすまなさい』の上演をきっかけに結成。 『おやすまなさい』は2003年に五反田団で初演された、前田司郎作の会話劇。
前田司郎
1977年生まれ、劇作家、演出家、俳優、小説家、映画監督、脚本家。1997年に劇団「五反田団」を旗揚げし、第52回岸田國士戯曲賞を『生きてるものはいないのか』(2007年)にて受賞し、現在に至るまで主宰として作・演出を担当する。小説家としては、2009年『夏の水の半魚人』にて第22回三島由紀夫賞を受賞。2007年『グレート生活アドベンチャー』で第137回芥川賞候補、2017年『愛が挟み撃ち』で第158回芥川賞候補となる。また、NHKドラマ「お買い物」の脚本で第46回ギャラクシー賞優秀賞、NHKドラマ「徒歩7分」で向田邦子賞を受賞し、舞台、小説、テレビの各分野で成功を収め注目を集める。2013年、著書『ジ、エクストリーム、スキヤキ』の映画化で監督デビュー、2016年、映画『ふきげんな過去』で第8回TAMA映画賞・最優秀新進映画監督賞を受賞し、第19回上海国際映画祭に招聘。現在最も多分野にて注目を集めるアーティストの1人である。
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小野寺修二×首藤康之
小野寺修二
日本マイム研究所にてマイムを学ぶ。1995年~2006年、パフォーマンスシアター水と油にて活動。その後、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として1年間フランスに滞在。帰国後、カンパニーデラシネラを立ち上げる。マイムの動きをベースとした独自の演出で世代を超えた注目を集めている。第3回日本ダンスフォーラム賞受賞。第18回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞受賞。近年の主な演出作品はRooTS Vol.4『あの大鴉、さえも』、『ふしぎの国のアリス』、現代能楽集Ⅸ『竹取』、横浜ダンスコレクション2019『見立てる』など。2015年度文化庁文化交流使。
首藤康之
15 歳で東京バレエ団に入団、 19 歳で主役デビュー。プリンシパルとして、数々の古典作品から、モーリス・ベジャール「ボレロ」「M」をはじめ、イリ・キリアン、ジョン・ノイマイヤーなど、著名な現代振付家の作品に数多く主演。 2004年の 退団後も、 マシュー・ボーン「SWAN LAKE」、 シディ・ラルビ・シェルカウイ「アポクリフ」等国内外の振付家、演出家の作品に主演するほか、自らプロデュース公演も上演。近年は映画、 TV ドラマに出演するなど、表現の場を拡げている。第 62 回芸術選奨文部科学大臣賞等、受賞多数。
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URLhttps://stagebb.jpf.go.jp/stage/kuhaku-ni-ochita-otoko-a-man-fallen-into-a-void
(c) 三上ナツコ
ロロ
劇作家・演出家の三浦直之が主宰する劇団。2009年結成。2015年から『いつ高』シリーズという、高校を舞台にした上演時間60分以内の連作群像劇をシリーズ10まで発表。高校生たちが上演しやすいように戯曲を無料公開、高校生以下観劇・戯曲使用も無料化するなどして、高校演劇活性化を掲げている。 いつ高シリーズとは、「いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三高等学校」が舞台の連作群像劇。
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Photo: TSUKADA Yoichi
丸山純子/チョン・ヨンドゥ
美術・演出:丸山 純子
2002年ニューヨーク市立大学ハンターカレッジ美術学科卒業。循環と再生の概念のもと、廃材や、アイスクリーム、プラスチック、石鹸などの可変材料を使用し、物質のさまざまな状態を循環させることによって、存在と非存在の境界を探求している。表現方法は、ドローイング、彫刻、インスタレーション等、複数のメディアで制作、他ジャンルとのコラボレーションも行っている。2004年Free Art Free準グランプリ受賞、2007年公益信託大木記念美術家助成基金授与、2009年台北市・横浜市アーティスト交流プログラム審査員特別賞受賞、2021年文化庁新進芸術家海外研修制度にて渡独。
振付・演出:チョン・ヨンドゥ
韓国生まれ。俳優を経て、20代から舞踊を学ぶ。高度なダンスメソッドと明確なコンセプト、繊細な動きに定評がある。「横浜ダンスコレクション2004 ソロ×デュオ・コンペティション」にて、「財団法人横浜市芸術文化振興財団賞」及び「若手振付家のための在日フランス大使館賞」を受賞。韓国を代表する振付家であり、韓国と日本を拠点としながら世界各地で活躍する。
STAGE BEYOND BORDERS配信作品:
https://stagebb.jpf.go.jp/stage/silent-flower
(c) bozzo
Baobab
2009 年旗揚げ。主宰北尾亘が全作品の振付・構成・演出を行う。土着的でリズミカルな独特の躍動感を持つ振付で、 圧倒的な群舞を踊り抜く。
過去13 回の単独公演のほか、東京芸術祭2021、Dance New Air、San Francisco International Arts
Festival 2018、KYOTO EXPERIMENT 2013 公式プログラムなど、国内外様々なフェスティバルに参加。
また、若手アーティストによるダンスフェスティバル「DANCE×Scrum!!!」を2016 年より隔年開催するなどダンス界の活性化を目指す企画運営も行っている。
主宰の北尾亘は「ベッシー賞(ニューヨーク・ダンス&パフォーマンス賞)「OUTSTANDING PERFORMER部門」(2020年)ノミネート、ほか多数受賞。2021年より横浜ダンスコレクションコンペティションⅡ審査員。
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(c) 白鳥真太郎
麿赤兒
1943年生まれ、奈良県出身。
1965年、唐十郎の劇団「状況劇場」に参画。唐の「特権的肉体論」を具現化する役者として、1960~70年代の演劇界に大きな変革の嵐を起こし、多大な影響を及ぼす。
1966年、役者として活動しながら舞踏の創始者である土方巽に師事。
1972年、「大駱駝艦」を旗揚げし、舞踏に大仕掛けを用いた圧倒的スペクタクル性の強い様式を導入。“天賦典式”(てんぷてんしき:この世に生まれたことこそ大いなる才能とする)と名付けたその様式は、国内外で大きな話題となり、「BUTOH」を世界に浸透させる。
精力的に新作を発表し続けているほか、舞踏手育成にも力を注ぎ、多彩な舞踏グループ・舞踏手を輩出。また、映画・TV・舞台等においても独特の存在感を放ち、ジャンルを越境し先駆的な地位を確立している。
1974年、87年、96年、99年、07年、12年、19年舞踊批評家協会賞受賞。
2006年度文化庁長官表彰。2013年第7回日本ダンスフォーラム賞大賞受賞。
2016年東京新聞制定 第64回舞踊芸術賞受賞。2018年第55回批評家大賞・ダンス出版部門(フランス)受賞。2018年春陽堂書店第1回種田山頭火賞受賞。
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中村獅童
歌舞伎役者。1972年、東京都生まれ。祖父は昭和の名女方と謳われた三世中村時蔵。父はその三男・三喜雄。叔父に映画俳優・初代萬屋錦之介、中村嘉葎雄。8歳で歌舞伎座にて初舞台を踏み、二代目中村獅童を襲名。
『毛抜』の弾正では大らかな荒事の魅力を体現し、『瞼の母』の忠太郎は情のこもった演技に生き別れた母親への思慕をにじませて当たり役に。また、2015年には絵本を題材とした新作歌舞伎『あらしのよるに』に主演、2016年からは歌舞伎と最新テクノロジーが融合した「超歌舞伎」でバーチャル・シンガー初音ミクと共演するなど、古典から新作まで様々な歌舞伎に挑戦している。
映像分野においても、時代劇、現代劇、映画やドラマなど多方面で活躍。『レッドクリフ』、『硫黄島からの手紙』等、海外の映画作品にも出演し、日本のみならず世界に向けて走り続けている。
2002年映画『ピンポン』のドラゴンで第二十六回日本アカデミー賞ほか新人賞5冠を受賞。第四十回ゴールデン・アロー賞新人賞(映画)、第四十五回ブルーリボン賞新人賞、第十二回日本映画評論家大賞新人賞、第五十七回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞。2003年度第二十回浅草芸能大賞新人賞。
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柴幸男 (c) 源賀津己
ままごと
劇団ままごとは、2009年、劇作家・演出家の柴幸男を中心に、青年団の劇団内ユニット・青年団リンクとして旗揚げされた。
『わが星』は旗揚げ公演で初演され、第54回岸田國士戯曲賞(2010年)を受賞。
2011年に再演と全国6都市ツアー、2015年に東京と小豆島で再々演され、柴幸男の代表作となっている。
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(c) Francesco Raffaelli
ロメオ・カステルッチ
演出家、舞台美術・照明・衣装クリエイター。芸術全体に基づき、複合的な知覚を目指した演劇作品を創作することで世界的に知られている。
ヴェネツィアビエンナーレ演劇部門ディレクター、アヴィニョン演劇祭アソシエイト・アーティスト等を歴任し、現在はミラノトリエンナーレ“Grand Invitée”、ベルリン シャウビューネ劇場のゲストディレクターを務める。
フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章、ボローニャ大学名誉学位授与、ベルギー王立アカデミー会員。ベネチアビエンナーレ金獅子賞、ゴールデンマスク賞受賞。
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(c) ナカオカメグミ
飴屋法水
劇作家・演出家・アートパフォーマー。1983年に「東京グランギニョル」を旗揚げ。廃工場の鉄とコンクリートの中で異色のパフォーマンスを発表して注目された。その後、現代美術に活動領域を移し、1995年からは創作活動から離れていたが、2007年SPACでの企画「転校生」より演劇に復活。多様な創作活動への参画を再開する。2014年「ブルーシート」で第58回岸田國士戯曲賞受賞。
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(c) HIRAIWA Toru
コドモ発射プロジェクト
「子供たちのアイディアを大人たちがなんとか作品にできないだろうか」という東京芸術劇場・芸術監督の野田秀樹の問いかけによって、2017年、子供たちのひらめきに大人が本気で取り組むプロジェクトがスタートした。その大人たちとは、作家・演出家・俳優の岩井秀人、俳優・ダンサーの森山未來、シンガーソングライター・俳優の前野健太の3名で、子供たちとのワークショップを重ねて創作した。
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contact Gonzo
2006年結成。肉体の衝突を起点とする独自の牧歌的崇高論を構築し、即興的なパフォーマンス作品や、映像、写真作品を制作、マガジンの編集なども行う。 contact Gonzo とは、集団の名称であると同時に彼らの追究する方法論の名称でもあり、その背後には山がある。2011-2018年度まで、セゾン文化財団フェロー助成対象アーティスト。
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(c) SAJIK Kim
モノクローム・サーカス(京都)
京都を拠点に国際的に活躍するダンスカンパニー。主宰、坂本公成。「コンタクト・インプロヴィゼーション」の普及や開発を中心に、多数の劇場作品に加え、家具、コミュニティー、商店街、建築、風景、と劇場以外の空間やモノなどに射程を拡げた活動を展開してきた。フェスティバル・ドートンヌ、ベイツダンスフェスティバル、香港芸術説、瀬戸内国際芸術祭など、ヨーロッパやUSA、そしてアジア十数カ国ほか国内外で作品を発表。 坂本公成は ‘02年ACCの助成を受けNYに研修。平成19年度京都市芸術新人賞受賞。
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(c) Osamu Awane
笠井叡/魁文舎
笠井叡:1960年代に若くして土方巽、大野一雄と親交を深め、数多くのソロ舞踏公演を行う。70年代天使館を主宰し多くの舞踏家を育成。79〜85年ドイツ留学、オイリュトミーを研究。帰国後は15年間舞踊界から遠ざかっていたが「セラフィータ」で復帰。その後国内外で多くの公演活動を行い「舞踏のニジンスキー」と称賛を浴びる。
魁文舎:85年舞台芸術公演の企画制作組織として設立。92〜97年まで湘南台市民シアターの自主事業担当。笠井叡、室伏鴻、ダムタイプ等の国内外公演を手掛け、舞台芸術の国際交流に貢献。
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ニブロール
ニブロールは矢内原美邦を中心としたアーティスト集団。綺麗に揃って動く「いわゆるダンス」的な物ではなく、つねに表現のマージナルな可能性に立って作品を創り続けてきた。矢内原は日本で最も有名な戯曲賞も受賞しており、『Romeo OR Juliet』でも随所に演劇的要素がある。高橋啓祐の映像とスカンクの音楽は、舞台を彩る以上に作品コンセプトを具現化して作品の強度を高めている。
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(c) Aya Sunahara
森山開次×ひびのこづえ×川瀬浩介
森山開次
1973年神奈川県生まれ。2001年エディンバラフェスティバルにて「今年最も才能あるダンサーの一人」と評された後、自ら演出振付出演するダンス作品の発表を開始。2005年『KATANA』でニューヨークタイムズ紙に「驚異のダンサーによる驚くべきダンス」と評される。07年ヴェネツィアビエンナーレ招聘。2013年『曼荼羅の宇宙』にて芸術選奨文部科学大臣新人賞ほか三賞受賞。文化庁文化交流使。2018年『不思議の国のアリス』国内17都市ツアー。2019年『ドン・ジョヴァンニ』でオペラ初演出。2020年新国立劇場バレエ団『竜宮』演出振付美術衣裳。2021年カイヤ・サーリアホ作曲オペラ『Only the Sound Remains』出演、TOKYO2020 パラリンピック開会式 演出・振付チーフなど、ダンサー・演出家の両面で幅広い媒体での表現活動を積極的に展開している。
ひびのこづえ
コスチューム・アーティスト。静岡県生まれ。東京芸術大学美術学部デザイン科卒業。コスチューム・アーティストとして広告、演劇、ダンス、バレエ、映画、テレビなどその発表の場は多岐にわたる。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」のセット衣装を担当中。野田秀樹作品など多数の舞台のほか森山開次演出振付『サーカス』(新国立劇場)『星の王子さま』(KAAT神奈川芸術劇場)衣装担当。
川瀬浩介
作曲家・美術家。1970 年京都生まれ、東京育ち。音楽表現に留まらず、光などの視覚要素を音楽に融合させた作品を発表している。10 年には、代表作《ベアリング・グロッケン II》が、文化庁メディア芸術祭アート部門・審査委員会推薦作品に選出された。13 年、LIVE BONE 関連アルバム3 タイトルをリリース。
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(c) 岡本充男
首藤康之&中村恩恵
中村恩恵
ローザンヌ国際バレエコンクールにてプロフェッショナル賞受賞後渡欧。モンテカルロ・バレエ団等を経て、イリ・キリアン率いるネザーランド・ダンス・シアターに所属し、世界を牽引する振付作家達の創作に携わる。退団後は、キリアン作品のコーチも務め、パリ・オペラ座はじめ世界各地のバレエ団や学校の指導にあたる。2007年より、活動拠点を日本に移し振付家としての活動を精力的に展開。新国立劇場バレエ団等に作品提供するなど活躍の場を広げている。芸術選奨文部科学大臣賞、紫綬褒章等、受賞多数。
首藤康之
15歳で東京バレエ団に入団、19歳で主役デビュー。プリンシパルとして、数々の古典作品から、モーリス・ベジャール「ボレロ」「M」をはじめ、イリ・キリアン、ジョン・ノイマイヤーなど、著名な現代振付家の作品に数多く主演。2004年の退団後も、マシュー・ボーン「SWAN LAKE」、シディ・ラルビ・シェルカウイ「アポクリフ」等国内外の振付家、演出家の作品に主演するほか、自らプロデュース公演も上演。近年は映画、TVドラマに出演するなど、表現の場を拡げている。第62回芸術選奨文部科学大臣賞等、受賞多数。
青木尚哉
16才でダンスを始める。2004~2008年、Noismに在籍。日本バレエ協会にて「互イニ素」を発表。Dance Summit in Japan 2017にてグランプリ、及び経済産業大臣賞を受賞。「青木尚哉グループワークプロジェクト」を開始する。近年は一般的な社会における「ダンスの活用」について視野を広げ、小学校への派遣授業や、地域公共ホールとのワークショップ公演なども手がける。
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竹本織太夫、鶴澤清介、桐竹勘十郎
竹本織太夫
人形浄瑠璃文楽座太夫。1975年大阪生まれ。祖父は文楽三味線の二代目鶴澤道八、大伯父は四代目鶴澤清六、伯父は鶴澤清治、弟は鶴澤清馗。1983年豊竹咲太夫に入門、豊竹咲甫太夫を名乗る。1986年国立文楽劇場小ホールで初舞台。2018年六代目竹本織太夫を襲名。
国立文楽劇場、国立劇場での定期公演のほか、海外公演含め、国内外で活躍中。NHK/Eテレ『にほんごであそぼ』にレギュラー出演するなど、文楽の普及に努める。新しい文楽ファン開拓のため、様々な活動を行っている。2011年咲くやこの花賞、2013年松尾芸能新人賞、2013年大阪文化祭賞グランプリ、2018年関西元気文化圏賞ニューパワー賞、2019年国立劇場文楽賞文楽優秀賞など、受賞歴多数。
鶴澤清介
人形浄瑠璃文楽座三味線。1952年大阪生まれ。1973年二代目鶴澤道八に入門、1974年鶴澤清介と名乗り、大阪・朝日座で初舞台。師匠の逝去に伴い、1982年から鶴澤清治門下となる。国立文楽劇場、国立劇場での定期公演のほか、海外公演含め、国内外で活躍中。NHK/Eテレ『にほんごであそぼ』にレギュラー出演するなど、文楽の普及に努める。伝承の途絶えた曲を古い楽譜から掘り起こしたり(復曲)、まったく新しい台本に曲をつける(作曲)といった取り組みも行っている。1987年大阪文化祭賞奨励賞、1994年松尾芸能新人賞、1999年国立劇場文楽賞文楽大賞、2002年芸術選奨文部科学大臣新人賞、同年大阪舞台芸術賞奨励賞、2013年国立劇場文楽賞文楽特別賞、2016年大阪市市民表彰、2018年恩賜賞・日本芸術院賞、2020年紫綬褒章など、受賞歴多数。
桐竹勘十郎
人形浄瑠璃文楽座人形遣い。1953年大阪生まれ。父は二代目桐竹勘十郎(人間国宝)。1967年文楽協会人形部研究生となる。1968年三代目吉田簑助に師事し、吉田簑太郎を名乗る。1968年大阪毎日ホールで初舞台。2003年三代目桐竹勘十郎を襲名。父から学んだ立ち役、名女方の師匠から学んだ女方と、男女の人形を遣いこなす。国立文楽劇場、国立劇場での定期公演のほか、海外公演含め、国内外で活躍中。NHK/Eテレ『にほんごであそぼ』にレギュラー出演するなど、文楽の普及に努める。2008年芸術選奨文部科学大臣賞、紫綬褒章、2010年日本芸術院賞、2012年大阪文化賞、2016年毎日芸術賞、2018年伝統芸能ポーラ賞優秀賞、受賞歴多数。
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狂言「木六駄」野村萬斎
野村萬斎
狂言師。1966年東京生まれ。祖父・故六世野村万蔵及び父・野村万作に師事。重要無形文化財総合指定者。「狂言ござる乃座」主宰。国内外で多数の狂言・能公演に参加、普及に貢献する一方、現代劇や映画・テレビドラマの主演、舞台『敦―山月記・名人伝―』『国盗人』『子午線の祀り』など古典の技法を駆使した作品の演出、NHK/Eテレ『にほんごであそぼ』に出演するなど幅広く活躍。各分野で非凡さを発揮し、狂言の認知度向上に大きく貢献。現代に生きる狂言師として、あらゆる活動を通し狂言の在り方を問うている。1994年に文化庁芸術家在外研修制度により渡英。芸術祭新人賞・優秀賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、朝日舞台芸術賞、紀伊國屋演劇賞、毎日芸術賞千田是也賞、読売演劇大賞最優秀作品賞など、受賞歴多数。
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能「龍田」片山九郎右衛門
片山九郎右衛門
観世流能楽師シテ方。1964年片山幽雪(九世片山九郎右衛門)の長男として京都に生まれる。姉は五世家元井上八千代。父及び八世観世銕之亟に師事。片山定期能楽会を主宰。全国各地で多数の公演に出演する他、ヨーロッパ、アメリカでの海外公演にも積極的に参加。また、学校へ出向いての能楽教室の開催、「能の絵本」の制作、能舞台のCG化など、若年層のための能楽の普及活動も手掛ける。2011年に十世片山九郎右衛門を襲名。重要無形文化財(総合指定)保持者。京都市芸術新人賞、文化庁芸術祭新人賞、京都府文化賞功労賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、観世寿夫記念法政大学能楽賞など受賞多数。公益社団法人京都観世会会長、公益財団法人片山家能楽・京舞保存財団理事長。
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(c) 関暁
BATIK
黒田育世振付による作品創造を中心とし、2002年4月設立。02年2月の「旧バニョレ国際振付賞」横浜プラットフォームでの《ナショナル協議員賞》受賞をきっかけにカンパニーとしての活動を本格化した。敢えてバレエのテクニックを基礎に持ったカンパニーとして、多様化するコンテンポラリーダンスの表現のなかで「踊ること」にこだわった活動を行っている。
身体を極限まで追いつめる過激でダイナミックな振付けは、踊りが持つ本来的な衝動と結びつき、ジャンルを超えて支持されている。これまでの主な作品は、02年『SIDE B』、04年『SHOKU』、04年『花は流れて時は固まる』(09年改訂版)、05年『ラストパイ』、07年『ペンダントイヴ』、09年『ブ、ブルー』、12年『おたる鳥を呼ぶ準備』、14年『落ちあっている』、15年『波と暮らして』など。カンパニー作品だけでなく、演劇の役者も起用し言葉を用い、09年『矢印と鎖』、10年『あかりのともるかがみのくず』を発表。
また、ダンスアンブレラ・フェスティバル、ベネチア・ビエンナーレ、スペイン・サラゴサ万博、シンガポール インターナショナルフェスティバル オブ アーツなど、海外公演も多い。
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(c)日置真光
SPAC – 静岡県舞台芸術センター
公益財団法人静岡県舞台芸術センター(Shizuoka Performing Arts Center : SPAC)は、専用の劇場や稽古場を拠点として、俳優、舞台技術・制作スタッフが活動を行う日本で初めての公立文化事業集団であり、舞台芸術作品の創造・上演とともに、優れた舞台芸術の紹介や舞台芸術家の育成を事業目的としている。1997年から初代芸術総監督鈴木忠志のもとで本格的な活動を開始。2007年より宮城聰が芸術総監督に就任し、更に事業を発展させている。演劇の創造、上演、招聘活動以外にも、教育機関としての公共劇場のあり方を重視し、中高生鑑賞事業公演や人材育成事業、アウトリーチ活動などを続けている。13年、全国知事会第6回先進政策創造会議により、静岡県のSPACへの取り組みが「先進政策大賞」に選出。18年度グッドデザイン賞を受賞、無形の活動が一つのデザインとして高く評価された。
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Photo by Aya Tarumi
梅田 宏明
2002年より自身の振付作品がパリ・シャイヨー国立劇場など世界各地に招へいされ、これまでの公演先は世界40か国/150都市以上に上る。ヨーテボリ・オペラ・ダンスカンパニー、 L.A. Dance Projectなど世界のカンパニーやフェスティバルから委託され振付作品を提供している。作品では振付、ダンスだけでなくサウンド・映像・照明デザインも手がけ、近年は身体的感覚にフォーカスしたインスタレーションも制作、映像作品は21_21 DESIGHSIGHTやNTT InterCommunication Center [ICC]、その他世界各地のフェスティバルで上映されている。
横浜赤レンガ倉庫1号館の振付家に決定、2022年4月より活動開始予定。
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(c) Ayumi Okamoto
渡邉 尚
身体研究家/サーカスアーティスト
20歳から独学でジャグリング、倒立、軟体を研究し、ダンスやサーカスの枠を越えて活動。独自の身体性と哲学を盛り込んだ作風が高く評価され、これまでに15ヵ国以上で出演。また、オンラインで倒立やストレッチを教え、幅広い層に身体の魅力を伝えている。
現在、日本に倒立する人を一万人増やすプロジェクト推進中。
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タニノクロウ
1976年富山県出身。庭劇団ペニノの主宰、座付き劇作・演出家。セゾン文化財団シニアフェロー(2015年まで)。2000年医学部在学中に庭劇団ペニノを旗揚げ。以降全作品の脚本・演出を手掛ける。ヨーロッパを中心に、国内外の主要な演劇祭に多数招へい。劇団公演以外では、2011年1月には東京芸術劇場主催公演で「チェーホフ?!」の作・演出を担当。狂気と紙一重な美しい精神世界を表現し、好評を得る。2015年3月ドイツにて新作「水の檻」を発表。2016年「地獄谷温泉 無明ノ宿」にて第60回岸田國士戯曲賞受賞。2016年北日本新聞芸術選奨受賞、第71回文化庁芸術祭優秀賞受賞。2017年ドイツ人美術家カスパー・ピヒナーとMプロジェクトを立ち上げ、国内外で作品を発表している。2019年第36回とやま賞文化・芸術部門受賞。
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(c) 宇壽山貴久子
岡田 利規
1973年横浜生まれ、熊本在住。演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰。
“想像”を用いた独特な言葉と身体の関係性による方法論や、現代社会への批評的な眼差しが評価され、国内外で高い注目を集める。2005年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。主宰する演劇カンパニー・チェルフィッチュでは2007年に同作で海外進出を果たして以降、世界90都市以上で上演。同カンパニーでは、世界有数のフェスティバル・劇場との国際共同製作による創作も多数。近年ではドイツ、ミュンヘン・カンマーシュピーレをはじめとする欧州の公立劇場のレパートリー作品の作・演出も手がける。
2018年にタイの小説家、ウティット・へーマムーンの原作を舞台化した『プラータナー:憑依のポートレート』をタイで制作。同年8月にバンコク、12月にパリ、2019年6〜7月に東京で上演し、2020年2月に第27回読売演劇大賞 選考委員特別賞を受賞。
近年、能の現代語訳や能のフォーマットを用いた作品も手掛け、2021年にザハ・ハディドと高速増殖炉「もんじゅ」をテーマに「夢幻能」の構造を借りて制作した『未練の幽霊と怪物―「挫波」「敦賀」―』では第72回読売文学賞 戯曲・シナリオ賞、第25回鶴屋南北戯曲賞 受賞)を発表。歌劇『夕鶴』(2021年)で初めてオペラの演出を手がけるなど、活動の幅をさらに広げている。
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岩井 秀人
2003 年ハイバイを結成。
2007 年より青年団演出部に所属。
東京であり東京でない小金井の持つ「大衆の流行やムーブメントを憧れつつ引いて眺める目線」を武器に、家族、引きこもり、集団と個人、個人の自意識の渦、等々についての描写を続けている注目の劇団ハイバイの主宰。2012年NHKBSプレミアムドラマ「生むと生まれるそれからのこと」で第30回向田邦子賞、2013年「ある女」で第57回岸田國士戯曲賞を受賞。代表作「て」「ヒッキー・ソトニデテミターノ」「おとこたち」。近年は、パルコ・プロデュース「世界は一人」の作・演出、フランスジュヌビリエ国立劇場「ワレワレのモロモロ ジュヌビリエ編」構成・演出、NHK Eテレ「オドモTV」内『オドモのがたり』構成・出演を務める。俳優としては舞台「キレイー神様と待ち合わせした女ー」、など。2020年は「いきなり本読み!」などプロデュース企画も積極的に行う。
公式HP: https://ware.mobi/ http://hi-bye.net/
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https://stagebb.jpf.go.jp/stage/wareware-no-moromoro/
Photo by Mizuki SATO
市原 佐都子
劇作家・演出家・小説家。1988年大阪府生まれ福岡県育ち。桜美林大学にて演劇を学び、2011年よりQ始動。人間の行動や身体にまつわる生理、その違和感を独自の言語センスと身体感覚で捉えた劇作、演出を行う。2011年、戯曲『虫』にて第11回AAF戯曲賞受賞。2017年『毛美子不毛話』が第61回岸田國士戯曲賞最終候補となる。2019年に初の小説集『マミトの天使』を出版。同年『バッコスの信女 ─ ホルスタインの雌』をあいちトリエンナーレにて初演。同作にて第64回岸田國士戯曲賞受賞。公益財団法人セゾン文化財団セゾン・フェロー(2020年度〜2021年度)。
公式HP: http://qqq-qqq-qqq.com/
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撮影 福永一夫
ダムタイプ
1984年結成。ヴィジュアル・アート、映像、コンピューター・プログラミング、ダンス、音楽、デザインなど、さまざまな分野の複数のアーティストによって構成されるグループ。プロジェクト毎に参加メンバーが変化して制作される作品は、既成のジャンルにとらわれない、あらゆる表現の形態を横断するマルチメディア・アートとして国内外の劇場やアートセンター、美術館などで紹介されてきた。特定のディレクターをおかずフラットでゆるやかなコラボレーションによる制作スタイルで、集団による共同制作の可能性を探る独自の活動を続けている。
これまでに発表した作品は、香港芸術節、バービカン・センター(ロンドン)、新国立劇場(東京)、リヨン現代美術館、シンガポール芸術祭、メルボルン国際芸術フェスティバルなど、世界各地で上演/展示されている。2018年には、個展「DUMB TYPE | ACTIONS + REFLECTIONS」が、ポンピドゥー・センター・メッス(フランス)で、その後2019年から2020年にかけて東京都現代美術館で開催。2022年、Haus der Kunst(ミュンヘン) にて個展など。2023年には「ヴェネチア・ビエンナーレ帰国展」をアーティゾン美術館で開催。
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https://stagebb.jpf.go.jp/stage/dumbtype2020
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