『true/本当のこと』
ディレクターで照明デザイナーの藤本隆行発案のもと、パフォーマンス、メディアアート、音楽など各領域の第一線に立つアーティストが集結して創り上げた『true/本当のこと』は、初演から十数年を経た今なお鮮烈な発見に満ちた革新作である。
危ういまでの無垢な存在を、陰影をたたえた成熟の存在が導きながら進む、世界に触れるレッスン。そのふたりの脳から筋肉へと走る電流が、筋電センサーによって音や光に変換され、空間全体がうごめき出す。舞台両脇の足場が震動し、天井のLEDが高速で明滅する衝撃が、観る者の知覚と現実感をダイナミックに揺さぶり続ける一方で、グラスを爪弾き、足をそっと掛けるだけの小さな仕草が、神経の先端をかすめるような緊張を生む瞬間も。
目に見えない電気信号が、人間と非人間の境を越えて飛び交い、共鳴する。技術と身体がともにひとつの有機体のごとく呼吸を始める。問われるのは、私たちがありのままそこに在ると信じている「現実」そのものの輪郭なのだ。
2011年
Usine C(モントリオール/カナダ)
製作(オンライン配信):国際交流基金 (JF) (https://www.jpf.go.jp/)
製作協力:一般社団法人EPAD (https://epad.jp)
<公演情報>
監督・照明:藤本 隆行(Kinsei R&D)
振付・出演:白井 剛(AbsT)
振付・出演・テキスト:川口 隆夫
音・映像・ビジュアルデザイン:南 琢也
音・統合制御プログラミング:真鍋 大度(ライゾマティクス)
映像・プログラミング・ウェブ:堀井 哲史(ライゾマティクス)
装置:齋藤 精一(ライゾマティクス)
装置:石橋 素(ライゾマティクス)
筋電センサー製作・振動子監修:照岡 正樹(VPP)
衣装:北村 教子
プロデューサー:高樹 光一郎(ハイウッド)
<オンライン字幕>
本映像の多言語字幕は一般社団法人EPADが2025年度に文化庁文化芸術振興費補助金(文化庁 人材育成・収益化に向けた舞台芸術デジタルアーカイブ化推進支援事業)の助成を受けた事業の一環として作成されました。
簡体字字幕翻訳:劉五月
繁体字字幕翻訳:妥当解釈
英語・日本語字幕翻訳:川口 隆夫
<広報文>
呉宮百合香
<カンパニーウェブサイト>
https://kinsei.asia/

