『xapaxnannan(ザパックス・ナンナン):私たちの未来のスポーツ』
contact Gonzoは、殴り合い・ぶつかり合いのような激しい身体のコンタクト手がかりに、劇場などにこだわらず公共空間を含むさまざまな場でパフォーマンスを重ね、現代アートの分野でも高い評価を得てきた。 本作は2万人超収容の巨大スタジアムで突如、未知のスポーツが始まる。ルールがあるらしいのだが明示されず、見知らぬ文明のスポーツ、もしくは未知の昆虫の生態をのぞき見ているようである。男女入り交じって走り、彼らなりに戦略を練り、道具を使い、身体と身体が衝突するが、勝敗はつかない。バンド「にせんねんもんだい」が生ライブで演奏し、現場の「プレイヤー」達の声、女性の解説ともいえぬ不思議な語り。共に走り躍動感のあるカメラワークなど、他に類を見ない映像作品といえる。 ゲームにはルール=制約が必要だ。ダンスでもスポーツでも、身体がルールに従って全力で動く姿は人を魅了する。これはあらゆる身体表現の根源を見るような作品である。
2014年
西京極スタジアム
製作(オンライン配信):国際交流基金 (JF) (https://www.jpf.go.jp/)
製作協力:EPAD実行委員会(https://epad.terrada.co.jp/)
<公演情報>
構成:contact Gonzo
出演者:塚原悠也(contact Gonzo)、三ヶ尻敬悟(contact Gonzo)、松見拓也(contact Gonzo)、にせんねんもんだい、阿児つばさ、角侑里子、塚原真也、津田和俊、平尾真希、三重野龍
音響:西川文章
小道具:曽田朋子
製作:contact Gonzo
共同製作:KYOTO EXPERIMENT
主催:KYOTO EXPERIMENT
助成:公益財団法人セゾン文化財団
撮影:渡邉寿岳、濱口竜介、北川喜雄、椎橋怜奈、キム・ソンギ
編集:コンタクトゴンゾ
<オンライン字幕>
簡体字字幕翻訳:呉珍珍
繁体字字幕翻訳: 新田幸生
英語字幕翻訳:ゲーリー・パールマン
フランス語字幕翻訳:藤本さとこ
ロシア語字幕翻訳: イブラヒム・インガ
スペイン語字幕翻訳:カルラ・トレド・ベラルデ
<広報文>
乗越たかお
配信終了日:2022年10月19日