2024/02/9

『東京ノート・インターナショナルバージョン』

『東京ノート』は、1994年、平田オリザの作・演出によって青年団が初演し、第39回岸田國士戯曲賞を受賞した平田の代表作。近未来の美術館を舞台に、現代社会を生きる家族や人間関係の緩やかな崩壊を描いた作品。これまで13ヶ国語に翻訳され、世界各地で上演されてきた。2016年度からは台湾・タイ・フィリピンで、『台北ノート』『バンコクノート』『マニラノート』と現地での翻案上演も行われてきた。『インターナショナル・バージョン』は、その集大成として、3カ国の俳優に加えて、日本・韓国・アメリカ・ウズベキスタンの俳優も参加した青年団国際交流プロジェクトの公演。国際都市として変貌し、その変貌ゆえに苦悩も抱える近未来の東京が立体的に描かれる。
青年団は1982年に平田オリザが結成した劇団。こまばアゴラ劇場を拠点に平田が掲げた「現代口語演劇理論」を体現する演劇様式を追求するとともに、若手アーティスト育成でも実績を重ねてきた。2020年に兵庫県豊岡市に新拠点の江原河畔劇場を設立、豊岡から演劇作品を創作・発信している。

2020
吉祥寺シアター

製作(オンライン配信):国際交流基金 (JF) (https://www.jpf.go.jp/)
製作協力:EPAD実行委員会(https://epad.terrada.co.jp/)

<公演情報>
作・演出:平田オリザ(青年団)
出演者:山内健司、松田弘子、能島瑞穂、長野海、鄭亜美、中村真生、ブライアリー・ロング、佐藤滋、前原瑞樹、藤谷みき、浅村カミーラ、木村巴秋、多田直人(以上、青年団)、陳忻、趙欣怡、パッチャラワン・クルアパン、カモンワス・ジュティサムット、アンネット・ゴー、メイエン・エスタネロ、マンジン・ファルダス、ペク・ジョンスン、チョン・スジ、井垣ゆう
台本翻訳協力:ソン・ギウン、サーウィター・ディティヨン、ロディ・ベラ、コディ・ポールトン、陳彦君(青年団)、ブライアリー・ロング(青年団)
舞台美術:杉山至(青年団)
舞台美術アシスタント:濱崎賢二
舞台監督:武吉浩二(campana)
舞台監督補佐:海津忠(青年団)
演出助手:陳彦君(青年団)
照明:富山貴之
照明補佐:三嶋聖子、井坂浩(青年団)
音響:泉田雄太、櫻内憧海
字幕:西本彩(青年団)
衣装:正金彩(青年団)
通訳:齋藤晴香(青年団)
制作:太田久美子、土居麻衣、金澤昭(以上、青年団)、西尾祥子(sistema)
舞台映像撮影・監督:深田晃司(青年団)
舞台映像制作:太田裕子(青年団)
映像字幕制作:廣田孝、早坂彩(青年団)
企画制作:青年団、(有)アゴラ企画、こまばアゴラ劇場
制作協力:城崎国際アートセンター(豊岡市)、国際交流基金アジアセンター

<オンライン字幕>
英語字幕翻訳:コディ・ポールトン、ブライアリー・ロング
フランス語字幕翻訳:浅井宏美
ロシア語字幕翻訳:インガ・イブラヒム

<広報文>
米屋尚子