『終わりにする、一人と一人が丘』
東京大学在学中の 2007年に演劇ユニット「鳥公園」を結成以降、作・演出を担当してきた西尾佳織。社会に暗黙に存在する「正しさ」 から外れながらも確かに存在しているものたちに、少しトボケた角度から、柔らかな光を当てようと試みている。生理的な感覚やモノの質感をそのままに手渡す言葉と美術、「存在してしまっていること」にどこまでも付き合う演出が特徴。岸田國士戯曲賞にノミネートされるなど、演出のみならず劇作家としても評価されている。
本作に登場するのは、マッチングアプリで出会ったカップル、アパートのベランダから遠くを見ている女、職場の待機部屋でとりとめのない話をする人たち。「終わりにすること」とは?――3世代の家族をめぐりながら描かれる物語。
製作(オンライン配信):国際交流基金(JF) (https://www.jpf.go.jp/)
<公演情報>
作・演出:西尾佳織(鳥公園)(https://www.bird-park.com/)
出演:石川修平(劇団俳優座)、菊沢将憲、鳥島明(はえぎわ)、花井瑠奈、布施安寿香(SPAC)、和田華子(青年団)
舞台美術:中村友美
音響:中村光彩
音響操作:秋田雄治
照明:中山奈美
照明アシスタント:須賀谷沙木子
衣裳:清川敦子(atm)
舞台監督:熊木進
ドラマトゥルク:朴建雄
演出助手:島村吉人(人の味)
宣伝美術:鈴木哲生
制作:古川真央、谷陽歩、神林遥(syuz’gen)
当日運営協力:菅井一輝(office cassini)、久保田紗生、藤田侑加、syuz’gen
提携:公益財団法人東京都歴史文化財団、東京芸術劇場
助成:公益財団法人セゾン文化財団
協力:城崎国際アートセンター(豊岡市)、劇団俳優座、はえぎわ、エスアーティスト、SPAC-静岡県舞台芸術センター、青年団、六尺堂、atm、人の味、office cassini
映像撮影・編集:深田隆之
引用:伊藤比呂美『読み解き「般若心経」』(朝日新聞出版) p.120 l.9~p.121 l.1
参考文献:荒川洋治『詩とことば』(岩波現代文庫)より、「散文は『異常な』ものである」
<オンライン字幕>
中国語(簡体字)字幕翻訳:林舒
中国語(繁体字)字幕翻訳:新田幸生
英語字幕翻訳:オガワ・アヤ
フランス語字幕翻訳:スティーブ・コルベイユ
ロシア語字幕翻訳:リュドミラ・サアキャン、ナタリア・プシュコーワ
タイ語字幕翻訳:BIPAM、パットオン・ピパタナクル
配信終了日:2023年3月31日(日本時間18時)