『太平洋食堂』
初演は2013年。門真国際映画祭2021にて大阪府知事賞、最優秀主演男優賞などを受賞。
熊野・新宮の医師・大星誠之助は、日露戦争開戦の年に洋食レストラン「太平洋食堂」をオープンする。それは万民が共に囲む平和の食卓を目指し、人々の生活を洋食献立で改善しようという試みであった。物語はその開店の日から始まる。祝いに招かれた町内の様々な人々が食事をしながら議論をする。そこには僧侶の高萩や、牧師の沖田の姿もあった。アメリカ帰りでドクトルと呼ばれ、町の人々に親しまれていたリベラリストの誠之助は、戦争景気に湧くその頃、反戦を唱え貧者と女性を助けようとする。彼らは社会主義者である幸徳秋と交流した為に、苛烈な思想弾圧に飲み込まれる。史上最悪の冤罪事件である大逆事件を題材に、魅力的な登場人物をユーモアを交えて描いた歴史大作。
2020
座・高円寺1
製作(オンライン配信):国際交流基金 (JF) (https://www.jpf.go.jp/)
製作協力:EPAD実行委員会(https://epad.terrada.co.jp/)
<公演情報>
作:嶽本あゆ美(メメントC)
演出:藤井ごう
作曲:中村華子、大西玲央
美術:乗峯雅寛
照明:和田東史子
音響:近藤達史
衣装:宮岡増枝(青年劇場)
床山:升田みずき
舞台監督:竹井祐樹(Stage Doctor Co.Ltd)
演出助手:佐藤萌子
方言指導:中瀬古健
映像収録・編集:泉邦昭(株式会社アレイズ)
出演:間宮啓行、吉村直(青年劇場)、清原達之(青年劇場)、明樹由佳、佐々木梅治(劇団民藝)、清田正浩、粟野史浩(文学座)、南保大樹(劇団東演)、遠藤好(劇団青年座)、山口雅義、中瀬古健、清水ひろみ、平野史子、山田悠貴、辻本健太、青山雅士、塚原正一(青年劇場)、原田真衣(青年劇場)、平良太宣(オフィスエスアール)、齋藤慎平(劇団AUN)
企画制作:メメントC
助成:日本芸術文化振興基金
提携:NPO法人劇場創造ネットワーク、座・高円寺
協賛:秋田雨雀・土方与志記念青年劇場
ウェブサイト:https://memento-c.com/
<オンライン字幕>
簡体字字幕翻訳:竇静男
繁体字字幕翻訳:詹慕如
英語字幕翻訳:山縣美礼
フランス語字幕翻訳:エドワール・レリソン
ロシア語字幕翻訳:エカテリーナ・タラソヴァ
スペイン語字幕翻訳:ホセ・アントニオ・アンブリス
本作品中には、不適切とも思える語句や表現が一部含まれていますが、製作者側に差別的意図はなく、作品の時代的背景、並びに作品自体のもつ芸術性を尊重し、表現の言い換えを行わず、そのまま使用しました。