『2021-2022「路上の身体祭典H!」 新人Hソケリッサ!横浜/東京路上ダンスツアー』
本物のホームレス達がダンスを踊る。世界でも類を見ないカンパニーがアオキ裕キ率いる新人Hソケリッサ!である。もちろん流麗なダンスとはほど遠い。長年かたい路上で寝ていた身体はバリバリに背中が固まっているという。しかしダンス教室で習うような「速く・強く・巧い」ものがダンスだと思っている人は、彼らの圧倒的な存在感に概念が覆されることになるだろう。一度は路上に「棄てられた身体」が、ダンスによって他に類を見ない切実な身体性として輝き出すのである。
この映像は、東京と横浜の路上パフォーマンスツアーを編集したものだ。夜景の港、雨の公園など、制御できない環境が続く。途中にアオキや出演者らのトークもあり、この特異な集団を理解する助けとなるだろう。
ダンスは若く美しい人だけのものではない。ダンスの技術が高度化していく中で棄てられてきた様々な可能性を再発見するのもコンテンポラリー・ダンスの使命である。その真髄のひとつが、この映像には記憶されているのだ。
2021-2022
横浜/東京
製作(オンライン配信):国際交流基金 (JF) (https://www.jpf.go.jp/)
製作協力:一般社団法人EPAD (https://epad.terrada.co.jp/)
<公演情報>
演出:アオキ裕キ
出演:小磯松美、平川収一郎、伊藤春夫、渡邉芳治、西 篤近:山下幸治、浜岡哲平、アオキ裕キ
共演:寺尾紗穂、渡辺 篤(アイムヒア プロジェクト)、西原 尚、田口ランディ
美術:西原 尚、アオキ裕キ
音響:國府田典明
照明:大庭圭二(株式会社 流)
現場監督:川口眞人(レイヨンヴェール)、三津 久
撮影&編集:特定非営利活動法人LAND FES
制作:呉宮百合香
主催:アオキカク
<オンライン字幕>
本映像の多言語字幕は一般社団法人EPADが2023年度に文化庁文化芸術振興費補助金(統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化事業(アートキャラバン2))|独立行政法人日本芸術文化振興会)の助成を受けた事業の一環として作成されました。
簡体字字幕翻訳:林舒
繁体字字幕翻訳:SWSG
英語字幕翻訳:山縣美礼
フランス語字幕翻訳:エドゥアール・ブレナ
スペイン語字幕翻訳:ダビ・タランコ
<広報文>
乗越たかお
<カンパニーウェブサイト>
https://sokerissa.net/
配信終了日:2027年1月18日