2023/02/24

『AUDIO VISUAL LIVE 2022: remix』

注意:この映像には光の点滅が含まれます。

1984年の活動開始以来、特定のディレクターを置かず、ヴィジュアル・アート、映像、コンピューター・プログラミング、音楽、ダンスなど、多彩な分野のメンバーで構成されたアーティスト集団で、高度な技術を駆使しテクノロジーの役割や現代社会における様々な問題に鋭い問いを投げかけてきた「ダムタイプ」。プロジェクトに合わせてメンバーや表現方法を変化させながら、既存のジャンルにとらわれない、領域横断的なパフォーマンスやインスタレーションを中心に発表し国内外で活動している。
「第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示」(2022)のダムタイプによる新作インスタレーションを、劇場空間でのライブ・リミックスという形式に抽出した本作は、ソーシャルネットワークの台頭により情報が撹乱する現代社会において、洗練されたダムタイプ独自のヴィジュアル・サウンド表現を通じ、人々のコミュニケーション方法や世界を知覚する方法の思考を促しながら、私たちの未来、真実をめぐる問いを投げかける―。

配信映像撮影・編集:高谷史郎
音編集:濱 哲史
収録:2022年11月30日(ゴルドーニ劇場、ヴェネチア)
製作:ダムタイプ、国際交流基金(JF) (https://www.jpf.go.jp/)
(c)Dumb Type All Rights Reserved

<公演情報>
ダムタイプ:高谷史郎、坂本龍一、古舘 健、南 琢也、濱 哲史
声:デヴィッド・シルヴィアン、竹内真里亜、カヒミ・カリィ、ニキ

フィールド・レコーディング (2022年Haus der Kunstの「ダムタイプ展」で展示された、坂本龍一ディレクションによるインスタレーション《Playback》のために録音された音源):
YAN Jun(北京), Crosby BOLANI(ケープタウン), Apichatpong WEERASETHAKUL(チェンマイ), Kali MALONE & Stephen O’MALLEY(ラ・トゥール=ド=ペ), Mukul PATEL(ロンドン), John WARWICKER (メルボルン), Martin HERNANDEZ (メキシコシティ), Giuseppe LA SPADA (エトナ火山), Damian LENTINI (ミュンヘン), Alec FELLMAN (ニューヨーク), Andri Snær MAGNASON & Kaśka PALUCH (レイキャビク), Jaques MORELENBAUM (リオデジャネイロ), Atom Heart (サンティアゴ), CHENG Chou (台北市), Nima MASSALI (テヘラン), オノセイゲン(東京)

舞台監督:大鹿展明
制作:高谷桜子
企画・製作:ダムタイプオフィス

宣伝美術:南 琢也、高谷史郎
票券・フロント運営:Teatro Goldoni, Venice

主催:国際交流基金

「地球とは何ですか?
地球とはどのような形ですか?
地球は何でできていますか?
大陸とは何ですか?
大陸はいくつありますか?
私たちはどの大陸に住んでいますか?
海とは何ですか?
島とは何ですか?
山とは何ですか?
火山とは何ですか?
帝国を統治するのは誰ですか?
王国を統治するのは誰ですか?
共和国を統治するのは誰ですか?
世界で一番大きい帝国はどれですか?
世界で一番大きい王国はどれですか?
世界で一番大きい共和国はどれですか?
私たちは地球のどの区域に住んでいますか?
太陽が昇る時、目の前にある海は何ですか?
太陽が沈む時、目の前にある海は何ですか?
世界で一番大きな島は何ですか?
国はいくつありますか?
それらはどのように分割されていますか?
一番北にある国は何ですか?
一番南にある国は何ですか?
私たちはどの国に住んでいますか?
ケープフェアウェル(さよなら岬)はどこにありますか?」

(引用:”First Lessons In Geography”, by James Monteith 1856)