『コーヒー』
ニブロールは矢内原美邦を中心としたアーティスト集団。『コーヒー』は初期の代表作であり、2002年の初演時には、身体性をオーバードライブしていくような滾るエネルギーが各方面へ衝撃を与えた。 この映像は16年ぶりに再演される過程をダンサーや関係者へのインタビュー、公演本番も含めたドキュメンタリーとして作られている。映像監督は、自身もダンサー・振付家でありカンヌ映画祭監督週間にも正式招待されている吉開菜央。矢内原のみならず初演時のダンサー達へのインタビューも豊富にあり、16年前と現在とのダンス観やクリエイションへの方法論・思想までの変遷が克明に引き出されており、アーカイブとしても貴重である。 日本は新作主義でほとんどのダンス作品は再演の機会がないまま終わる。コンテンポラリー・ダンスは、振付家がアクティブなうちに過去の名作を再演し、若い世代に「踊り継いでいく」ことが必要な時期に来ている。その指針となる映像作品である。
2018
横浜赤レンガ倉庫1号館
製作(オンライン配信):国際交流基金 (JF) (https://www.jpf.go.jp/)
製作協力:EPAD実行委員会(https://epad.terrada.co.jp/)
<公演情報>
振付・演出:矢内原美邦
映像:高橋啓祐
音楽:加藤由紀
衣装:矢内原充志
出演:上村有紀、鈴木隆司、友野翔太、昇良樹、間瀬奈都美、望月めいり、八木光太郎
舞台監督:竹中覚
照明:丸山武彦
音響:牛川紀政
協力:SKANK/スカンク、studio Nibroll、近畿大学矢内原研究室、SNOW Contemporary、たかぎまゆ、岩渕貞太、高橋幸平、伊藤剛、滝之入海、加藤由紀、久野啓太郎
主催:横浜赤レンガ倉庫1号館[公益財団法人横浜市芸術文化振興財団]
共催:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、横浜にぎわい座[公益財団法人横浜市芸術文化振興財団]、急な坂スタジオ
助成:平成29年度文化庁国際芸術交流支援事業
広報協力:株式会社プリコグ
[映像制作]
映像監督:吉開菜央
映像プロデューサー:大高健志、汐田海平
映像制作:MotionGallery STUDIO
<オンライン字幕>
簡体字字幕翻訳:竇静男
繁体字字幕翻訳:新田幸生
英語字幕翻訳:デイビッド・マクマーン
フランス語字幕翻訳:三笠真木
ロシア語字幕翻訳:エカテリーナ・タラソヴァ
スペイン語字幕翻訳:ダビ・タランコ
<広報文>
乗越たかお
配信終了日:2023年1月19日