2024/12/20

『DIVE IN SHIBAURA』

LAND FESは「新しい鑑賞方法」を提唱し、2011年より町の様々な場所で公演を重ねてきた。2014年からは、障がい者を対象にダンスと音楽のワークショップを継続的に行っている。本作はLAND FESが選んだダンサーとミュージシャンの一本勝負である。その面々がかなりパワフルなのだ。
義足を外して踊る大前光市、歌と詩とヴォイスで独特な世界を創る横手ありさ。車椅子の車輪の上で踊るかんばらけんたに、飄々としたギタリストの植野隆司。ダウン症でマリンバなど多彩な音楽表現の新倉壮朗と、アナーキーなジャズサックスの梅津和時。ダンサーや俳優、演出家としても活躍している二分脊椎症・側湾症の森田かずよと、ダンスとの協働も多いピアノ弾き語りの寺尾紗穂。ダウン症の矢萩竜太郎は環境に即応する即興ダンサーで、対する巻上公一はホーメイなど自在に操る声の魔術師である。映画出演など多様な活動をしている聾(ろう)の舞踏家・雫境には、声や曲など世界的に高い評価を得ている灰野敬二があたる。これだけのメンバーがひとつの映像に納まって持ち味を存分に発揮しているだけでも貴重な記録である。

2022
SHIBAURA HOUSE

製作(オンライン配信):国際交流基金 (JF) (https://www.jpf.go.jp/)
製作協力:一般社団法人EPAD (https://epad.jp)

<公演情報>
ダンサー:大前光市、かんばらけんた、森田かずよ、矢萩竜太郎
ダンサー/ミュージシャン:新倉壮朗
ミュージシャン:横手ありさ、植野隆司、梅津和時、寺尾紗穂、巻上公一、灰野敬二
舞踏家:雫境

プロデューサー:松岡 大(LAND FES)
キュレーター:安藤 誠(LAND FES)
制作:樫村千佳(LAND FES)
音響:根本駿介(LAND FES)
照明:(株)MOONLIGHT
映像撮影:磯村拓也、酒本 凌(LAND FES)
写真撮影:木村雅章(LAND FES)

<広報文>
乗越たかお

<カンパニーウェブサイト>
https://landfes.com/