2024/02/9

『うまれてないからまだしねない』

範宙遊泳
2007年、劇作家・演出家の山本卓卓が旗揚げした演劇集団。山本のほか、たかくらかずき(アートディレクター)、埜本幸良/福原冠(俳優)、川口聡(ライター)、坂本もも(プロデューサー)の6名で構成。舞台上に文字を投影したり、俳優の身体と色・光・影などの要素を組み合わせたり、鮮やかなビジュアル・イメージが印象的な演出を特徴とするが、その劇世界は、従来の価値観、倫理観を揺さぶり、生きることへの根源的な問いかけを根底にもつ。日本国内のみならず、マレーシア、タイ、インド、中国、シンガポール、ニューヨークで公演や共同制作も行う。『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。

うまれてないからまだしねない
ある夜、一瞬だけ空が緑色に輝いてから、地球には異変が起こりはじめた。東京のアパートの住人たちは、異変が始まってから初めて挨拶をし、交流を始め、避難所に向かう。奇妙な事象が重なっていく中でも、お腹はすくし、人は恋しい。大震災のようなカタストロフィには見えなくとも、世界は終末に向かっているのかもしれない。変わってしまったこともあれば、変わらないこともある。異変のなかで、誰もが生き延びようとするが、その生き延び方は、それぞれに多様でユニーク。世界の終末にも、新たな命は生まれてくるのだろうか? 
この映像は2014年の初演版。
 
2014
東京芸術劇場シアターイースト

製作(オンライン配信):国際交流基金 (JF) (https://www.jpf.go.jp/)
製作協力:EPAD実行委員会(https://epad.terrada.co.jp/)

<公演情報>
作・演出:山本卓卓
出演者:大橋一輝、熊川ふみ、埜本幸良、伊東沙保、大石将弘(ままごと)、椎橋綾那、田中美希恵、名児耶ゆり、波佐谷聡、福原冠

音楽:千葉広樹
アートディレクター:たかくらかずき
美術:中村友美
照明:山内祐太
音響:高橋真衣
衣装:藤谷香子(FAI FAI)
舞台監督:櫻井健太郎
演出助手:木村和博
記録映像・編集:伊藤大地
広告写真:斉藤翔平
制作助手:柿木初美、つくにうらら(カミグセ)、川口聡
制作協力:宮永琢生(ままごと)
制作:坂本もも

協力:ギフト、ままごと、プリッシマ、FAI FAI、岡崎藝術座、いきずり、カミグセ、ロロ、シバイエンジン、水天宮ピット
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
提携:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
主催・企画製作:範宙遊泳、さんかくのまど

<オンライン字幕>
簡体字字幕翻訳:呉珍珍
繁体字字幕翻訳:新田幸生
英語字幕翻訳:山縣美礼
フランス語字幕翻訳:エドワール・レリソン
ロシア語字幕翻訳:エカテリーナ・タラソヴァ
スペイン語字幕翻訳:カルラ・トレド・ベラルデ

<広報文>
米屋尚子