2021/11/20

『空白に落ちた男』

『空白に落ちた男』は、国内外で活躍する、マイムの小野寺修二、クラシックバレエの首藤康之、アコーディオン奏者cobaの異色のコラボレーションによる舞台。初演は2008年に、町工場を改造して作られたベニサン・ピットにて上演され、この種の公演としては異例の53ステージの連続公演を成功させた。2010年にはパルコ劇場でも再演されている。 ある男が、ある日見知らぬ男と出会ってから、現実ともうひとつの現実との間で翻弄されるような不可思議な現象に引き込まれる。ストーリーはあるが、全編がマイムで進行しセリフはない。しかし、5人のパフォーマーの身体表現はセリフ以上に雄弁で、すれ違い、行き違い、思い違いの連続を、時にユーモアを交えながら表現し、意表をついて飽きさせない。舞台空間を取り囲むドアや棚、机や椅子も空間を次々に変容させて、男をとりまくサスペンスタッチの物語を、より不条理な世界として印象づける。息つく暇もない80分のパフォーマンスだ。

2008
ベニサン・ピット

製作(オンライン配信):国際交流基金 (JF) (https://www.jpf.go.jp/)
製作協力:EPAD実行委員会(https://epad.terrada.co.jp/)

<公演情報>
作・演出・振付:小野寺修二
出演:首藤康之、小野寺修二、藤田桃子、梶原暁子、丸山和彰
音楽・音響デザイナー:coba
舞台監督:矢島健
美術:松岡泉
照明:磯野眞也
音響:田中裕一、楠瀬千花
衣装:斉藤絵美

<広報文>
米屋尚子

配信終了日:2022年11月19日