2022/07/29

『朧』

舞踏家・振付家・演出家・俳優など、多方面での活躍を見せ、舞踏手育成にも力を注いでいる麿赤兒がソロの舞を披露。
監督は、麿赤兒の息子であり映画監督・俳優の大森立嗣が務め、長野県北安曇郡小谷村の標高1,190mに位置するブナ林に囲まれた池で撮影された。

水面に漂う靄と幽玄な舞が織りなす神秘的な空気感が、近年の麿赤兒作品の音楽を手掛けてきたジェフ・ミルズのオリジナル楽曲と見事に調和。
国内外で高い評価を得ている「天賦典式」（この世に生まれ入ったことこそ大いなる才能とする）と名付けた様式で、太古の生命体が誕生したその軌跡を朧に、そして、繊細に表現する。

「朧」抄

空なる麿の身体に忍び入った
太古の生物生成の
奇跡の軌跡が
幽体離脱の
麿をして
朧に舞い踊らせる

麿赤兒（大駱駝艦主宰・舞踏家・振付家・俳優）

製作：国際交流基金 (JF) (https://www.jpf.go.jp/)

＜作品情報＞
振鋳・構成・題字：麿赤兒
鋳態：麿赤兒
音楽：ジェフ・ミルズ
衣裳：堂本教子
監督：大森立嗣