『Sento』
太めパフォーマンス(乗松薫、鉄田えみ)は日本南部の福岡県を中心に活動しているカンパニーである。
ふくよかな体型とユニークな身体性を活かし、従来のダンスとは違う身体言語の作品を多く発表している。ときにその体重を活かして大量の缶を押しつぶしたり、身体の各部分にペンで線を書き今の体重に至る半生を語ったりする。
本作では、地方都市が背景に映り込む剥き出しのビルの屋上で、民謡を思わせる音楽のなかで踊る。タイトルの「Sento」からは「銭湯」「戦闘」という漢字が想起される。リラックスと争いという真逆さ同様、ゆるさとパワフルさのダンスが展開する。型やスタイルからではなく、みずからの身体のユニークネスから生み出されたダンスだ。
コンテンポラリー・ダンスは、あらゆる人に開かれている。あらゆる人種、あらゆる文化、そしてもちろん、あらゆる体型に対して。これは「速く・強く」となりがちな一般的なダンスとは違う、日本のダンスの多様性を示している。
2020
ストレンジシード the park オンライン会場
製作(オンライン配信):国際交流基金 (JF) (https://www.jpf.go.jp/)
製作協力:EPAD実行委員会(https://epad.terrada.co.jp/)
<公演情報>
演出家:白神ももこ(モモンガ・コンプレックス)
振付家:乗松薫(太めパフォーマンス)
出演者:乗松薫(太めパフォーマンス)、鉄田えみ(太めパフォーマンス)
音楽:やぶくみこ
主催:太めパフォーマンス
映像:古賀芳彦(CHINZEI)
<オンライン字幕>
簡体字字幕翻訳:呉珍珍
繁体字字幕翻訳:新田幸生
英語字幕翻訳:今井一咲子
フランス語字幕翻訳:村上華子
ロシア語字幕翻訳:イブラヒム・インガ
スペイン語字幕翻訳:ホセ・アントニオ・アンブリス
<広報文>
乗越たかお