2022/02/20

『ありか』

ザ・フォーサイス・カンパニーでメインダンサーとして活躍していた島地保武は、噴出し続ける溶岩のように、無尽蔵に変化し続けるダンサーだ。そしてラッパーでミュージシャンの環ROYは、独自の進化を遂げて発展してきた日本語のラップの最先端にいる。
圧倒的なフィジカルのダンサーと、言葉と音で迎え撃つラッパー。いかに予定調和的な安穏を排して、毎回初めて顔を合わせたような緊張と即興性を保てるかが鍵になる。観客が望むのは仲良しではなく、異ジャンルのトップ同士のぶつかり合いだからだ。
二つの四角いスペースは通路でつながれており、互いにすれ違うところから始まる。環がラップで語り出せば、島地は闇の中から獣のように吠える。
ときに仲良く、ときには相手に「ダサい!」と言い放ち、互いの領分に侵入していくなど、二人の関係性が次々に変化していくスリル。
そうして二人の間に、少しずつ相手への理解が醸成されていく。そして最後に訪れる余韻が、じつに豊かなのである。

2016
愛知県芸術劇場 小ホール

製作(オンライン配信):国際交流基金 (JF) (https://www.jpf.go.jp/)
製作協力:EPAD実行委員会(https://epad.terrada.co.jp/)

<公演情報>
演出・振付:島地保武
演出・音楽:環ROY
出演:島地保武(ダンス)、環ROY(ラップ)
舞台監督:二瓶はるか(愛知県芸術劇場)
照明:渡辺敬之
音響:岡直人
衣裳:横山大介(Sasquatchfabrix.)
プロダクションマネージャー:世古口善徳(愛知県芸術劇場)
写真撮影:後藤武浩
宣伝美術:三ッ間菖子
特設サイト:石黒宇宙(gm projects)
プロデューサー:唐津絵理(愛知県芸術劇場)
制作:加藤愛(愛知県芸術劇場)
協力:廣田ふみ

<オンライン字幕>
簡体字字幕翻訳:劉五月
繁体字字幕翻訳:李穆堯
英語字幕翻訳:山縣美礼
フランス語字幕翻訳:エレオノール・マムディアン
ロシア語字幕翻訳:インガ・イブラヒム
スペイン語字幕翻訳:カルラ・トレド・ベラルデ

<広報文>
乗越たかお

配信終了日:2023年10月19日